EPMD

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EPMDについて

EPMDは、Erick SermonとParrish Smithによるヒップホップ・デュオで、名前は「Erick and Parrish Making Dollars」の略だ。1987年にニューヨーク州ロングアイランドのブレントウッドで結成された。メンバーとしてはErick Sermon、Parrish Smithのほか、関連情報としてDiamond Jay、DJ K La Boss、George Spiveyの名前も見られる。

活動の始まりと初期の位置づけ

EPMDは1988年のデビューアルバム『Strictly Business』で広く知られるようになった。この作品では、Zapp、Kool & the Gang、Rick Jamesなどのファンクやミッドテンポの楽曲を取り入れたビートが目立つ。さらに、Bob Marley「I Shot the Sheriff」やKool & the Gang「Jungle Boogie」などのサンプリングも使われていて、当時としてはかなり積極的な手法だった。

淡々としたモノトーン寄りのラップと、ファンクを前面に出したビートメイキングが組み合わさっていて、同時代の東海岸ヒップホップの中でも分かりやすい個性を持っていた。

音楽的特徴

EPMDの特徴としてまず挙げやすいのは、Erick SermonとParrish Smithの落ち着いたラップの進行だ。声を張り上げるタイプではなく、一定のテンションで言葉を置いていくスタイルが中心になっている。

もうひとつは、ファンク・サンプルの使い方だ。重めのドラムとループを土台にして、70年代〜80年代のファンク由来のフレーズを組み合わせる作り方がはっきりしている。初期作品では、その方向性がヒップホップのプロダクション面で注目された。

Hit Squadとの関係

1990年代初頭、EPMDは「Hit Squad」と呼ばれるクルーを組織した。ここにはRedman、Das EFX、K-Solo、Keith Murrayなどが含まれていた。EPMD本体の活動だけでなく、周辺のアーティストをまとめる動きもあり、当時のシーンでの存在感を広げていった。

解散と再結成

EPMDは3作目『Business Never Personal』の後にメンバー間の対立で解散した。その後、1997年に『Back in Business』で再結成している。さらに2008年には『We Mean Business』を発表した。解散と再結成を2度挟みながらも、2006年以降は継続して一緒にライブ活動を行っている。

影響と評価

EPMDの『Strictly Business』は、ヒップホップにおけるファンク・サンプリングの先駆けのひとつとして扱われることが多い。特に、のちのプロデューサーやアーティストがファンクのループをどう使うかを考えるうえで、参照点になった作品として知られている。

また、Hit Squadを通じてRedmanやDas EFXらを送り出した点でも、EPMDは単なるデュオにとどまらない役割を持っていた。東海岸ヒップホップの流れを追うときに、外せない名前のひとつだ。

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