Fischer-Z

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Fischer-Z

Fischer-Zとは

Fischer-Zは、1976年にロンドンでJohn WattsとSteve Skolnikを中心に結成された英国のニューウェイブ/ロック・バンドです。プロフィール上はRock、スタイルとしてはNew Waveに位置づけられていて、初期の活動から英国だけでなく欧州大陸での支持が目立つバンドとして知られています。

結成の背景と初期の動き

中心人物のJohn Wattsは、薬物や身体拘束を用いない実験的な施設で臨床心理士を目指して学んでいた経歴を持ち、ブルネル大学在学中の1976年にSteve SkolnikとFischer-Zを立ち上げました。学業と並行して始まったバンドですが、1979年にはデビュー作『Word Salad』をUnited Artists Recordsから発表しています。The BuzzcocksやThe Stranglersと同時代のレーベルからのリリースで、内容はRoxy MusicとTalking Headsを重ねたような、アートポップ寄りでプログレッシブなニューウェイブとして語られることが多いです。

ライブ活動と80年代前半の勢い

1980年から1981年にかけては、英国、欧州、北米で200本以上のライブを行っています。レコードだけでなく、かなりの本数の公演をこなしていた時期で、当時の活動量の多さがわかります。ニューウェイブ期のバンドとしては、スタジオ作品と並んでライブ活動も重要な軸になっていました。

代表曲と地域ごとの反応

代表曲としてよく挙げられるのが「So Long」です。『Going Deaf for a Living』に収録されたこの曲は、UKシングルチャートでは72位でしたが、オーストラリアで15位、オランダで26位を記録しています。バンド初のミュージックビデオが制作された楽曲でもあります。

Fischer-Zは特にオランダ、ベルギー、ドイツなどの大陸欧州で人気が高く、「The Worker」もヒットしています。本国イギリス以上に欧州で強い反応を得たバンドとして見られることが多いです。

John Wattsの判断とその後の展開

1981年、Wattsは当初のパンク的な理念から離れすぎたと考え、オリジナル編成のFischer-Zを解散しました。その後はソロ活動に軸足を移し、『One More Twist』(1982年)や『The Iceberg Model』(1983年)を発表しています。

1987年にはFischer-Zとして再始動し、この時点でオリジナルメンバーはWattsのみになっていました。翌1988年には『Reveal』をリリースし、その後もソロ名義とバンド名義を行き来しながら活動を続けています。生涯で26枚のアルバムと約4000本のコンサートを重ねてきたという点からも、継続的な制作と演奏を大事にしてきたことがうかがえます。

音楽的な特徴

Fischer-Zの初期作品は、ニューウェイブの枠に収まりながらも、ロックの骨格にアートポップやプログレ的な要素を混ぜた作りで知られています。派手に装飾するタイプではなく、曲の構成やメロディ、リズムの組み方に特徴が出るバンドです。John Wattsの視点が強く反映された楽曲が多く、バンドの変化もそのままWattsの判断や活動方針と結びついています。

現在までの見え方

関連サイトとして公式サイト、Bandcamp、YouTube、Facebook、X、Instagramが公開されていて、作品や映像、近況を追いやすい体制になっています。長い活動歴の中で編成は大きく変わっていますが、Fischer-Zという名前はJohn Wattsの活動の中心として残り続けています。ニューウェイブ初期の英国バンドを追うなら、必ず押さえておきたい存在です。

ジャンル・スタイル

Rock New Wave
toast