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France Joliは、カナダ・ケベック出身のシンガーで、1963年2月2日生まれ。ディスコ・クラシック「Come to Me」で知られている。幼い頃から歌を始めており、4歳の時にはすでにケベック州ヴォードルイユ=ドリオンの自宅で歌っていたという。
France Joliの代表曲としてまず挙がるのが「Come To Me」だ。この曲は彼女が15歳の時にプロデューサーのTony Greenとレコーディングし、1979年に16歳で世界的なヒットになった。
この楽曲が広く知られるきっかけになったのが、同年7月7日にファイア・アイランドで行われたコンサート「Beach '79」でのパフォーマンスだ。本来出演予定だったDonna Summerの代役として急きょステージに立ち、約5,000人の観客の前で「Come To Me」を披露した。この出演が大きな反響を呼び、曲の知名度を押し上げたとされている。
その後、「Come To Me」はBillboardのHot Dance Club Playチャートで3週連続1位を記録し、Hot 100でも最高15位まで上昇した。セールス面でも全世界で300万枚を売り上げたヒットとして記録されている。後年には、Studio 54を題材にした1998年の映画『54』でも使用された。
France Joliの音楽は、Electronic、Funk / Soulを軸に、Boogie、Soul、Discoの要素で語られることが多い。初期はディスコ色の強い楽曲で知られ、その後はよりファンキーでソウル寄りのサウンドへ移っていった。
1982年に発表した3作目『Now!』からのシングル「Gonna Get Over You」も、Billboardのダンス・チャートで最高2位を記録している。この時期は、単なるディスコ・シンガーというより、ダンス・ミュージックの中でソウルやファンクの感触を強めていった時期として見ることができる。
活動の流れとしては、Prelude Records時代にヒットを重ねたあと、ディスコ人気の落ち込みとともに同レーベルが衰退し、1983年にはEpic Recordsへ移籍している。Epicでは実力のある楽曲を残したものの、商業的な大ヒットにはつながらず、ほどなくレーベルを離れた。
ただ、ヒットの規模やクラブ・シーンでの存在感は大きく、特に「Come To Me」は当時のニューヨーク・ディスコ文化と強く結びついた曲として扱われている。Studio 54でのパフォーマンス歴も、その文脈を支える要素になっている。
France Joliは1984年の「World Popular Song Festival」東京大会で「Most Outstanding Performance Award」を受賞している。北米のダンス・チャートでの成功だけでなく、国際的な場でも評価を受けていたことがわかる。
公式サイトやファンサイト、SNSのページも公開されており、現在も彼女の活動や過去の作品をたどれる環境は残っている。
France Joliは、ディスコ時代のヒット曲だけで語られがちだが、実際には10代で大きな成功をつかみ、その後もダンス・ミュージックの中でサウンドを更新していったアーティストだ。まずは「Come To Me」から入るのがわかりやすい。