Galaxy II Orchestra

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Galaxy II Orchestraとは

Galaxy II Orchestraは、1980年代に活動したエレクトロ/ニューウェイヴ系のサイド・プロジェクトだ。メンバーは、後にグラミー賞を受賞するサウンド・エンジニアのChris Lord-Algeと、シンガー/ライターのWilliam Rosko Mercer。作曲とプロデュースはMercerとLord-Algeが共同で手がけ、エンジニアリングとミキシングはLord-Algeが担当している。

活動の流れ

確認できる作品としては、1984年のシングル「Gridlock」が最初に挙がる。続いて1986年には、代表作として扱われることが多い「Acid Rain」を発表した。この曲は、ダウンテンポで歪んだ質感のあるエレクトロ・トラックの2ヴァージョンと、感傷的で英雄的なピアノを伴う愛国的なモノローグを収めた未発表曲を含み、Mercer自身のヴォーカルもフィーチャーしている。

音楽的な特徴

Galaxy II Orchestraの音楽は、ニューウェイヴとエレクトロのあいだを行き来する内容だ。シンセサイザー主体の制作に、Mercerのヴォーカルや語りを組み合わせた構成が見える。特に「Acid Rain」では、リズムを前に出したエレクトロのトラックと、ピアノを使ったモノローグ的な要素が同じ作品内に置かれていて、単純なダンス・トラックだけでは終わらない作りになっている。

当時の受け止められ方と再評価

当時は大きく注目されたわけではないが、のちにレア盤コレクターやディガーのあいだで再発見された。Invisible City Editionsなどのレーベルによる再発もあり、埋もれていた80年代のエレクトロ/ニューウェイヴ作品として扱われるようになっている。

また、Chris Lord-Algeがその後グラミー賞を受賞するキャリアへ進んだことも、このプロジェクトを振り返る際のポイントになっている。Galaxy II Orchestraは、彼のエンジニア/ミキサーとしての手つきが、80年代のシンセ・ポップやエレクトロの文脈でどう機能していたかを確認できる存在として見られている。

聴きどころ

  • 1984年の「Gridlock」と1986年の「Acid Rain」という、確認しやすい2本のシングル
  • MercerとLord-Algeによる共同の作曲・プロデュース
  • Lord-Algeが担当したエンジニアリングとミキシング
  • ダウンテンポのエレクトロ、ピアノ主体のモノローグ、Mercerのヴォーカルが同居する構成
  • 再発を通じて見直されている80年代の隠れた作品群
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