Gary Wilson

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Gary Wilson

Gary Wilsonとは

Gary Wilsonは、電子音楽、ロック、ポップ、ファンク/ソウルの要素をまたいで活動してきた実験音楽家、パフォーマンス・アーティストだ。1977年のアルバム『You Think You Really Know Me』で知られている。発表後まもなくレコーディングやコンサート活動から退いたが、その後、1980年代から1990年代にかけてカルト的な支持を少しずつ集め、2000年代に入ってから活動を再開した。

活動の流れ

『You Think You Really Know Me』は、実家の地下室で自主制作・自主録音された私家版アルバムとして作られた。発表当時はプレス数が少なく、広く注目されることはなかった。その後、ウィルソンはしばらく音楽活動から離れる。

転機になったのは1996年だ。ベックが「Where It's At」の歌詞の中で「My man Gary Wilson, he rocks the most」と彼の名前を挙げたことで、Gary Wilsonの存在が再び知られるようになった。そこからじわじわと再評価が進み、2002年には『You Think You Really Know Me』が正式に再発された。2005年には、マイケル・ウォーク監督によるドキュメンタリー映画『You Think You Really Know Me: The Gary Wilson Story』も制作されている。

2000年代以降は本人も活動を再開し、新作の発表や変則的なライブ・パフォーマンスを続けている。

音楽的特徴

Gary Wilsonの代表作とされる『You Think You Really Know Me』には、ロマンス、失恋、ニュー・ウェイヴ寄りのカクテル・ジャズ、ポルノ映画を思わせるディスコ・サウンド、テープ操作を使った実験的な処理が同居している。ジャンルの整理がしにくい内容だが、Electronic、Rock、Pop、Funk / Soulの周辺を行き来する作りになっている。

スタイル面では、Experimental、Pop Rock、Funk、New Waveの要素が挙げられている。録音環境や制作方法も含めて、通常のポップ・アルバムとは違う組み立てになっている点が特徴だ。

カルト的な支持を集めた背景

Gary Wilsonは、長く表舞台から離れていたこともあって、後から存在が広がっていったタイプのアーティストだ。1990年代にベックが名前を挙げたこと、そして2000年代の再発とドキュメンタリー制作が重なり、過去作が改めて掘り起こされた。活動を止めていた時期が長かったことも、結果として彼の周辺に特別な関心を集める要因になっている。

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注目ポイント

Gary Wilsonを追うなら、まずは『You Think You Really Know Me』の成り立ちを押さえるのが分かりやすい。自主制作・自主録音の私家版アルバムとして始まり、のちに再発を通じて評価が広がった流れは、この人のキャリアそのものをよく表している。活動停止、カルト化、再発、再始動という順番で見ると、作品と人物像が強く結びついているのが見えてくる。

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