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Gerry Rafferty(ジェリー・ラファティ)は、スコットランド・パースィー出身のシンガーソングライター、ギタリストだ。1947年4月16日にスコットランドのレンフルーシャー州ペイズリーで生まれ、2011年1月4日に63歳で亡くなった。ソロ活動に加えて、Stealers Wheelのメンバーとしても知られている。
ラファティは労働者階級の家庭に育ち、幼いころから母親にアイリッシュとスコットランドのフォークソングを教わっていた。その後、The BeatlesやBob Dylanの音楽にも影響を受けたとされる。
1969年にはフォーク・ポップ・バンドに参加し、1971年に脱退。その後、初のソロ・アルバム『Can I Have My Money Back』を発表した。1972年にはJoe EganとStealers Wheelを結成し、いくつかのヒット曲を生み出している。
1978年にはソロ2作目『City to City』をリリースし、ここからのシングル「Baker Street」が大きな成功を収めた。この曲は、今でもラジオでよく流れる代表曲として知られている。
ラファティの名前を最も広く知らしめたのは「Baker Street」だ。曲の中心にあるサックス・リフは特に有名で、ウェブ上の情報でもよく取り上げられている。長い間奏に何を入れるか決めかねていたラファティに対して、プロデューサーの提案でサックス奏者が起用され、最終的にRaphael Ravenscroftが演奏を担当した。
このサックス・リフは即興的に生まれたものとされ、都会の夜や路地裏を思わせるような印象を曲に与えている。後年、Billboard誌から「ポップ史上もっとも有名なサックス・リフ」と評されたという話も残っている。
なお、この演奏に対してRavenscroftが受け取った金額が少額だったこと、ラファティが印税収入を得ていたこともよく知られたエピソードだ。ただし、両者の関係は悪化しなかったとされ、Ravenscroftはラファティの葬儀で追悼演奏も行っている。
ラファティの音楽は、スコットランドのフォーク、アイルランドのフォーク、60年代のロックやポップの影響が入り混じっている。ギターを軸にしつつ、メロディを前に出した曲作りが特徴だ。
Stealers Wheel時代の「Stuck in the Middle」も含めて、彼の楽曲は覚えやすい旋律と、少しひねりのあるアレンジが印象に残る。派手に音数を重ねるタイプではなく、歌とフレーズの流れをしっかり聴かせる作りが目立つ。
Gerry Raffertyは、ソロとバンドの両方でヒットを残したミュージシャンだ。特に「Baker Street」は、曲そのものだけでなく、サックス・リフの存在によっても長く記憶されている。フォークの背景を持ちながら、ロックとポップの中で広く聴かれる曲を残した人物として、今も再評価され続けている。