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Goatは、スウェーデンの実験的なフュージョン・ロック・バンドだ。ジャンル表記ではRock、Folk、World、& Country、Funk / Soulが並び、実際のサウンドはサイケデリック・ロック、アフリカ音楽、オルタナティブ・ロック、アシッド・ロック、アボリジナル系の要素を含むものとして紹介されている。
公式プロフィールでは、スウェーデン北部の小村コルピロンボロにあるヴードゥー教団の流れを汲む存在として語られている。一方で、ウェブ上の情報では、主要メンバーはヨーテボリを拠点に活動しており、この出自にまつわる物語は宣伝上の神話として扱われている。
メンバーは本名を公表せず、Goatman、Capra Informis、GÅSといった別名を使っている。ライブでは仮面を着用し、2人のシンガーが儀式めいた演出の中でダンスを交えながら歌う。編成はシンガー2人、ギター2本、エレクトリック・ベース、ドラム、コンガの7人組だ。
Goatの音楽は、アフロビート、ハードロック、ジャズの影響を受けた実験的なロックとして説明されている。ギター主体のロック・バンド編成に、コンガを加えた打楽器の感触が入ることで、一般的なロック・バンドとは少し違うリズムの組み立てになっている。
サイケデリック・ロックやクラウトロックの要素も指摘されていて、反復の強いリズム、長めの展開、複数の音楽文化をまたぐ構成が特徴として挙げられる。アフリカ音楽の影響についても明記されており、世界各地の音楽を参照しながらロックに落とし込むスタイルで受け止められている。
2012年のデビュー・アルバム『World Music』は、Goatの名前を広く知らしめた作品だ。ハードロック、サイケデリア、ジャズ、クラウトロック、アフロビートを横断する内容で、発表当時から大きな話題を集めた。
この作品はスウェーデンのアルバムチャートで8位を記録し、複数メディアの年間ベストにも選ばれている。バンドの基本的な方向性、つまりロックを土台にしながら複数の音楽要素を混ぜるやり方は、このアルバムですでに明確になっている。
Goatのライブは、音だけでなく見た目の作り込みも含めて語られることが多い。仮面、別名、儀式的な演出、ダンスの要素がまとまっていて、ステージ全体の印象を強くしている。
こうした演出は、バンドの由来に関する物語とつながる形で提示されている。スウェーデンの民間伝承やアフリカの精神文化を織り交ぜたイメージが前面に出ていて、音楽とパフォーマンスの両方で独自の世界を作っている。
Goatは、スウェーデン発の実験的なロック・バンドとして、音楽面ではアフロビートやジャズ、ハードロックを取り込み、見た目と演出では仮面と儀式性を前面に出している。『World Music』で注目を集めたあとも、そのスタイルで語られることの多いグループだ。