Goody Goody

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Goody Goody

Goody Goodyとは

Goody Goodyは、ヴィンセント・モンタナ・ジュニアが手がけたディスコ・プロジェクトだ。リード・ヴォーカルは実娘のデニース・モンタナが担当している。ジャンルはファンク/ソウルに位置づけられ、スタイルとしてはファンクとディスコの要素がはっきり出ている。

ヴィンセント・モンタナ・ジュニアの背景

中心人物のヴィンセント・モンタナ・ジュニアは、1928年にフィラデルフィアで生まれたヴィブラフォン/ティンパニ奏者だ。1967年にはフィラデルフィアのシグマ・サウンド・スタジオの設立に関わり、ケニー・ギャンブル、レオン・ハフ、トム・ベルらとともにMFSBの創設メンバーとして活動した。グラミー賞を受賞した「TSOP (The Sound of Philadelphia)」をはじめ、フィラデルフィア・ソウルの重要な作品群を支えた人物として知られている。

その後、ギャンブル&ハフとの金銭面の対立をきっかけに関係が変わり、1974年にはジョー・バターンの紹介でカイル兄弟とともにサルソウル・レーベルを設立した。自ら組織したサルソウル・オーケストラは、初期ディスコ・オーケストラの代表的な存在として扱われている。デビュー作『Salsoul Hustle』の成功もあり、モンタナは「ゴッドファーザー・オブ・ディスコ」と呼ばれることがある。

Goody Goodyの活動とリリース

1978年、モンタナはアトランティック・レコードへ移籍し、自身のフィリー・サウンド・ワークス・レーベルを立ち上げた。その第一弾プロジェクトとして始まったのがGoody Goodyだ。制作はフィラデルフィアのシグマ・サウンド・スタジオとアルファ・インターナショナル・レコーディング・スタジオで行われた。

このプロジェクトからは「#1 Dee Jay」が世界的なヒットになり、「It Looks Like Love」は後年のダンス・ミュージックでサンプリングされることが多い楽曲として知られている。いずれも、モンタナの制作感覚がディスコ期の流れにしっかり乗っていたことを示す曲だ。

音楽的な特徴

Goody Goodyのサウンドは、豪華なオーケストレーションとファンキーなグルーヴを組み合わせた作りになっている。ストリングスやホーンを使った厚みのあるアレンジの中に、踊らせるためのリズムが置かれているのが特徴だ。

フィリー・サウンドの流れを引き継ぎながら、ディスコの方向へつなぐ役割も見えてくる。ソウル寄りの質感を残しつつ、ダンスフロア向けの推進力を強めた作品として受け取られている。

影響と位置づけ

Goody Goodyは、フィラデルフィア・ソウルからディスコへの移行を考えるうえで外せないプロジェクトだ。MFSBやサルソウル・オーケストラで培われたモンタナの制作経験が、そのまま反映されている。

また、「It Looks Like Love」のように後のダンス・ミュージックで参照される楽曲を残している点も重要だ。ディスコの文脈だけでなく、サンプリング文化の中でも存在感を持つプロジェクトとして見ておきたい。

聴くときのポイント

  • ヴィンセント・モンタナ・ジュニアのオーケストレーションの使い方
  • デニース・モンタナのリード・ヴォーカルの入り方
  • フィリー・ソウル由来の編曲とディスコのビートのつながり
  • 「#1 Dee Jay」「It Looks Like Love」にある後のダンス・ミュージックへの接続

Goody Goodyは、ディスコの派手さだけでなく、その土台にあるフィラデルフィアの制作文化まで見えてくるプロジェクトだ。ヴィンセント・モンタナ・ジュニアのキャリアをたどると、MFSB、サルソウル、そしてGoody Goodyが一本の流れでつながっているのがわかる。

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