Gorillaz

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Gorillaz

Gorillazとは

Gorillazは、Damon AlbarnとJamie Hewlettによって1998年に立ち上げられたバーチャル・バンドだ。実在の演奏者だけでなく、2D、Murdoc Niccals、Noodle、Russel Hobbsという架空のメンバー設定を前面に出して活動している。ギネス世界記録では「最も成功したバーチャル・バンド」として記録されている。

結成のきっかけは、1997年からロンドンのウェストボーン・グローヴで同居していたDamon AlbarnとJamie Hewlettが、MTVを見ながら当時のポップ・アーティストたちの作り物めいた見せ方について話していたことにある。そこから、ポップ・ミュージックのあり方そのものを風刺するために、実体を持たない架空のバンドを作る発想が生まれた。公式サイト上で世界観やインタビューまで作り込んだ点も、このプロジェクトの特徴になっている。

活動歴

Gorillazは2000年にデビュー作『Gorillaz』を発表し、以降、アルバムごとに音楽性とビジュアルの両方を更新してきた。2002年の「Clint Eastwood」でグラミー賞に初ノミネートされ、2005年の「Feel Good Inc.」で世界的なヒットを記録した。この曲はUKで4倍プラチナ認定を受け、全世界で600万枚以上を売り上げたとされている。

「Feel Good Inc.」は2006年のグラミー賞でベスト・ポップ・コラボレーション・ウィズ・ヴォーカルズ部門を受賞した。アニメーション・アクトとして史上初のグラミー受賞という点でも注目を集めた。以後も、アルバムやシングルごとに多様なゲストや制作陣を取り込みながら活動を続けている。

音楽的特徴

ジャンルはElectronic、Rock、Hip Hopにまたがり、スタイルとしてはDowntempo、Leftfield、Lo-Fi、Trip Hop、Pop Rapが挙げられる。ロックのバンド編成を軸にしながら、電子音、ラップ、サンプリング感のあるビートを組み合わせる構成が多い。

曲によっては、メロディを前に出したポップな作りと、低めのテンポやラフな質感を持つトラックが同居する。ヒップホップ由来のリズムやラップ、ダブやトリップホップ寄りの処理、ロックのギターや生演奏が同じ曲の中で並ぶこともある。制作面では、Damon Albarnを中心に、複数のミュージシャンやラッパーが参加する形が目立つ。

架空のメンバー設定

Gorillazは、音楽ユニットとしての実体と、キャラクターとしての物語が分かれている。代表的な架空メンバーは次の通りだ。

  • 2D:リード・シンガー、キーボード担当。事故による負傷があだ名の由来で、歌唱はDamon Albarnが担当する。
  • Murdoc Niccals:ベース担当。バンド成功のために悪魔へ魂とミドルネームを売ったという設定がある。
  • Noodle:ギター担当、時々バッキング・ボーカル。日本人の元少年兵という設定で、8歳のときにFedExの木箱でバンドへ届けられた。
  • Russel Hobbs:ドラム担当。亡くなった友人たちの幽霊に取り憑かれているという設定がある。

過去にはPaula Cracker、Mr. Maggits、Del、Cyborg Noodle、Murdocの代役として加わったメンバーなどもいた。こうした設定は、音楽活動そのものだけでなく、作品ごとの物語展開にもつながっている。

参加メンバーと制作陣

関連するメンバーとしては、Damon Albarn、Miho Hatori、Junior Dan、Morgan Nicholls、Simon Tong、Mike Smith、Cass Browne、Jamie Hewlett、Dan Nakamura、Teren Delvon Jones、Seye Adelekan、Jeff Wootton、Remi Kabaka Jr. などの名前が挙がる。Gorillazは固定バンドというより、制作ごとに人員が入れ替わるプロジェクト型の色合いが強い。

そのため、楽曲ごとに参加者の顔ぶれが変わりやすく、作品の印象も少しずつ違ってくる。ロック、ヒップホップ、電子音楽の要素を横断しながら、外部のアーティストを柔軟に取り込む点が、Gorillazの活動の中心にある。

受け止められ方

Gorillazは、架空のバンドという形式を使いながら、実際の音楽シーンで大きな成果を残してきた。アニメーションと音楽を同時に機能させるやり方は、のちの視覚表現やオンライン上のアーティスト像にも影響を与えている。特に、公式サイトや映像作品まで含めて世界観を作る手法は、単なるキャラクターバンドの枠を超えて扱われることが多い。

ポップ・ミュージックをそのまま再現するのではなく、その仕組みを外側から組み替えるような作り方が、Gorillazの基本にある。音楽、アニメーション、ネット上の展開を一体で見せるプロジェクトとして、今も固有の位置を保っている。

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