Hawkwind

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Hawkwind

Hawkwindとは

Hawkwindは1969年に結成された、イギリスのスペース・ロック・バンドだ。結成から間もなく、無料フェスティバルの現場で名前を広め、ギャラなしでも演奏できる場所があれば積極的にライブを行っていた。初期からSFを題材にした楽曲と、演出の強いステージで知られている。

活動の始まりと初期の特徴

1971年のアルバム『Hawkwind』前後には、SFをテーマにした音楽性と、電子音、照明、LSD、そして1971年から1975年にかけてはヌード・ダンサーのStaciaを含む舞台演出で注目を集めていた。音だけでなく、ライブ全体をひとつの体験として見せるスタイルが早い段階で固まっていたバンドだ。

中心人物は結成時からDave Brockで、メンバー交代が多いバンドの中でも、彼が継続して軸を担ってきた。Hawkwindはその後、サイケデリック・ロックを出発点にしながら、ヘヴィ・メタル、ニュー・ウェイヴ、アンビエント、テクノ寄りの要素も取り込んでいく。

代表曲「Silver Machine」とレミーの存在

1972年の代表曲「Silver Machine」は、バンドを語るうえで外せない1曲だ。レコーディング時に誰もうまく歌えなかったところ、ベーシストのレミーが試しに歌ったテイクが採用され、そのまま発表されたという逸話が残っている。この曲がHawkwind最大のヒットになり、レミーの名前も広く知られるようになった。

その後の1975年、北米ツアー中にアメリカからカナダへ入る際、レミーが所持していたアンフェタミンを国境警備隊がコカインと誤認し、2日間拘留される事件が起きた。この出来事をきっかけに、バンドのマネジメントはレミーを解雇したとされている。後任にはポール・ルドルフが加入した。レミーはその後、ラリー・ウォリスとともにMotörheadを結成し、さらに大きな存在感を持つことになる。

音楽的な特徴

Hawkwindの音楽は、ロックを土台にしながら、反復するリフ、電子音、長尺の展開を組み合わせるところに特徴がある。スペース・ロックという呼び方が定着しているのも、こうした構成とSF的な世界観が結びついているためだ。

メンバーには、Simon House、Huw Lloyd-Langton、Alan Davey、Richard Chadwick、Nik Turner、Ginger Baker、Michael Moorcockなど、時期ごとに多彩な人物が参加している。特に作家のMichael Moorcockの関与は、バンドのSF志向をよりはっきりしたものにしている。

メンバー交代の多いバンドとして

Hawkwindは、かなり頻繁にメンバーが入れ替わってきたバンドだ。Dave Brockを中心に、Harvey Bainbridge、Tim Blake、Paul Rudolph、Robert Calvert、Dik Mik、Simon King、Adrian Shaw、John Harrison、Jerry Richards、Ron Tree、Niall Honeなど、多くのミュージシャンが関わっている。

この流動性は、固定メンバーでの一体感よりも、時期ごとに音の方向を変えながら続いてきたことを示している。実際、初期のサイケデリック・ロックから、後年のヘヴィな響きや電子音中心のアプローチまで、かなり幅のある活動が確認できる。

影響と位置づけ

Hawkwindは、英国のスペース・ロックを代表するバンドとして扱われることが多い。ライブ重視の活動、SFとの結びつき、そしてロックの枠を少しずつ広げていく姿勢は、その後の多くのバンドに影響を与えている。

また、レミーが在籍していた時期のエピソードは、Motörheadへつながる流れも含めて、ロック史の中でよく語られる部分だ。ヘヴィ・メタル側の文脈でも、Hawkwindの存在は無視しにくい。

今も参照されるバンド

公式サイトや各種アーカイブ、SNS、音楽データベースでも活動の記録が追える。長いキャリアの中で、Hawkwindは単なる初期スペース・ロックのバンドではなく、ライブ・パフォーマンス、SF的な発想、そしてメンバーごとの個性が重なってできたグループとして見られている。

ロックを聴いていて、少し変わった音像や長く続く反復、宇宙や未来を題材にした表現に興味があるなら、Hawkwindはかなり重要な入口になるバンドだ。

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