High Tide

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High Tide

High Tideとは

High Tideは、1969年にロンドンで結成されたイングリッシュ・サイケデリック/プログレッシブ・ロック・バンドだ。中心メンバーは、元The Misunderstoodのギタリスト、Tony Hill。そこにヴァイオリン/キーボードのSimon House、ベースのPeter Pavli、ドラムスのRoger Haddenが加わってスタートした。

バンドは1970年にいったん解散するが、その後1976年、1979年、1989年から1990年にかけて再び活動している。活動期間は長くない時期もあるが、残した作品の印象は強い。

活動の流れ

デビュー作は1969年の『Sea Shanties』。このアルバムは、タイトルから連想されるような素朴な船乗り歌ではなく、ヘヴィなサイケデリアと初期プログレッシブ・ロックをつないだ内容で知られる。Tony Hillの歪んだギターと、Simon Houseのエレクトリック・ヴァイオリンが前面に出た構成で、当時としてはかなり重いサウンドを持っていた。

その後、Simon Houseは1973年末にHawkwindへ加入し、『Hall Of The Mountain Grill』(1974年)などで演奏した。さらに1978年にはDavid Bowieのライブ・バンドに参加し、『Isolar II』ワールドツアーや『Lodger』にも関わっている。こうした後年の活動が、High Tideの再評価にもつながっている。

音楽的特徴

High Tideの音は、ハードなギター、前に出るヴァイオリン、そしてサイケデリックな展開が組み合わさっている。特に『Sea Shanties』では、リフ主体の重さと、曲の展開を変えていく構成が目立つ。

代表曲としてよく挙げられる「Futilist's Lament」では、Tony HillのギターとSimon Houseのヴァイオリンがぶつかり合うように鳴っていて、初期の重厚な英国ロックの流れの中でもかなり個性的な仕上がりになっている。

  • ヘヴィなギターを軸にしたサウンド
  • エレクトリック・ヴァイオリンの存在感
  • サイケデリック・ロックと初期プログレの接続
  • 長めの展開と緊張感のある演奏

影響と再評価

『Sea Shanties』は、のちに熱心なコレクターに探される作品になった。特にSimon Houseの参加歴が注目されるようになったことで、High Tide自体にも関心が集まっている。

High Tideは、商業的に大きく広がったバンドではないが、1960年代末の英国ロックの中で、重さのあるサイケデリック・ロックと初期プログレの接点を示したグループとして見られている。HawkwindやDavid Bowieでの活動につながるSimon Houseの経歴も含めて、周辺の英国ロック史をたどるうえで外せない存在だ。

メンバー

  • Tony Hill
  • Simon House
  • Peter Pavli
  • Roger Hadden
  • Dave Tomlin
  • Drachen Theaker
  • Andy Rickell

聴くならここから

まずはデビュー作『Sea Shanties』から入るのがわかりやすい。High Tideの特徴である、ギターとヴァイオリンが前に出る重いサウンドがまとまっている。バンドの活動期間は長くないが、この1枚で方向性はかなりはっきりつかめる。

ジャンル・スタイル

Rock Prog Rock
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