Hubert Laws

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Hubert Laws

Hubert Lawsについて

Hubert Lawsは、1939年11月10日生まれ、アメリカ・テキサス州ヒューストン出身のフルート奏者だ。ジャズを軸にしながら、FusionやCool Jazzの文脈でも語られることが多い。兄弟にも音楽家が多く、サックス奏者のRonnie Laws、ヴォーカリストのEloise Laws、Debra Laws、さらに別のシンガー/ソングライターを含む音楽一家として知られている。

音楽の土台はヒューストンと家族の環境で育った

ウェブ上の情報によると、Hubert Lawsは8人兄弟の次男としてヒューストンで育った。地元のダンスパーティーでR&Bやゴスペルを演奏しながら、早い段階で演奏経験を積んでいる。家族の中に複数の演奏家がいたこともあり、音楽が日常にある環境でキャリアを始めた形だ。

その後、Jazz Crusadersとともにロサンゼルスへ渡り、Juilliard音楽院の奨学金を獲得した。フルートの名手Julius Bakerに師事しつつ、夜はMongo Santamaria、Lloyd Price、John Lewisらとジャズやラテン系の現場で演奏し、昼はニューヨーク・メトロポリタン歌劇場、Orchestra USA、タングルウッド音楽祭管弦楽団などのクラシックの舞台にも立っていたという。ジャズとクラシックの両方で活動していた点が、後の音楽性につながっている。

CTI時代に知名度を広げた

Creed TaylorのCTIレーベルと契約後は、ソウル・ジャズ寄りの作品『Crying Song』がヒットした。ここでジャズ・フルート奏者としての存在感を広げ、当時すでに10年以上ジャズ・フルートの代表格として知られていたHerbie Mannに並ぶ知名度を得たとされる。

この時期のHubert Lawsは、ジャズの即興性だけでなく、メロディの扱い方やアレンジの面でも注目されていた。CTIらしいストリングスを含む編成とも相性がよく、演奏の輪郭がはっきりした録音が多い。

『The Rite of Spring』でクラシック作品をジャズに置き換えた

1971年の『The Rite of Spring』は、Hubert Lawsの代表作としてよく挙げられる。Airto Moreira、Jack DeJohnette、Bob James、Ron Carterらのジャズ・ミュージシャンに加え、ストリングスも配した編成で、ストラヴィンスキー、フォーレ、ドビュッシー、バッハといったクラシック作品をジャズの語法で再解釈している。

この作品では、クラシックの旋律をそのまま引用するだけでなく、リズムやハーモニーの組み立てをジャズの側に寄せている。フルートを中心にしながら、クラシックとジャズを行き来する活動の延長線上にある内容だ。

Columbia移籍後も家族とつながる作品を残した

Columbia移籍後の4作目『Family』では、Laws一族のほぼ全員が参加している。タイトル通り、家族の関係性がそのまま作品に反映されたアルバムだ。Hubert Laws自身の活動だけでなく、一族の音楽的なつながりもここで見えやすい。

妹のDebra Lawsの1981年のアルバム『Very Special』は、Big Daddy Kane、Mary J. Blige、Jennifer Lopezらにサンプリングされている。こうした例を見ると、Laws家の音楽はジャズの枠の中だけでなく、後のヒップホップやR&Bにも参照されてきたことがわかる。

Hubert Lawsの特徴

  • フルートを主役にしたジャズ演奏で知られる
  • ジャズ、ラテン、クラシックの現場をまたいで活動してきた
  • CTI期にソウル・ジャズ寄りの作品で広く知られるようになった
  • クラシック作品をジャズの形式で扱う録音を残している
  • 家族にも複数の音楽家がおり、Laws一族としても注目されている

Hubert Lawsは、ジャズ・フルート奏者としての活動に加えて、クラシック教育と現場経験の両方を積んだ点が特徴的だ。演奏歴を追うと、ジャンルをまたぐ動きが一貫していて、家族の音楽活動も含めて見ていくと、個人のキャリアと一族の広がりが重なって見えてくる。

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