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Icehouseは、1977年にシドニーで結成されたオーストラリアのバンドだ。中心人物はIva Daviesで、ボーカル、ギター、キーボードを担当した。結成当初は「Flowers」という名前で活動していて、Keith Welshも初期メンバーとして関わっている。
初期のFlowers時代は、Roxy Music、David Bowie、T-Rex、Lou Reed、Ultravox、Brian Enoといったアーティストのカヴァーを演奏しながら、シドニーのパブ・サーキットで活動を広げていった。クラシック音楽の教育を受けていたDaviesがバンドの中心にいたことも、当時の選曲やアレンジに影響していたようだ。
1981年にChrysalis Recordsと契約したあと、バンド名はIcehouseに変わった。これは、スコットランドに同名のバンドがいたため、混同や法的な問題を避ける必要があったことが背景にある。新しい名前は、Flowers名義で出したファースト・アルバム『Icehouse』に由来している。
Flowers名義での活動は1981年6月27日、シドニーのキャピトル・シアター公演で一区切りとなり、その後はIcehouseとして再出発した。
Icehouseの音楽は、Electronic、Rock、Popを軸に、Pop Rock、New Wave、Synth-popの要素が重なっている。初期のカヴァー選曲からも分かるように、70年代後半のグラムロックやアートロック、ニューウェイブ以降の感覚を取り込んでいる。
実際の楽曲では、シンセサイザーを使った音作りと、ロック寄りのバンド演奏が並んでいる。Iva Daviesの歌とキーボードを軸にしながら、時期によって編成を変え、複数のメンバーが参加してきた。メンバーにはGuy Pratt、Simon Lloyd、John Lloyd、Paul Wheeler、Andy Qunta、Robert Kretschmer、Paul Gildea、Tony Llewellyn、Michael Paynter、Glenn Reither、Hugo Leeなどの名前がある。
1982年に発表された「Great Southern Land」は、Icehouseを語るうえで外せない楽曲だ。オーストラリアの広大な土地や歴史、先住民の存在にまで触れる歌詞が注目され、オーストラリアのチャートで最高5位を記録している。
この曲は、今でもオーストラリアで広く知られていて、同国では「第二の国歌」のように扱われることもある。1988年の映画『ヤング・アインシュタイン』でも使われていて、バンドの代表曲として長く残っている。
Icehouseは、オーストラリア国内での評価を土台にしながら活動を続けてきた。1980年にはTV Week/Countdown Rock Awardsの新人賞を受賞していて、INXSらを抑えての受賞だった。
バンドの公式サイトや関連サイト、Wikipedia、AllMusicなどでも活動の経緯が整理されている。FlowersからIcehouseへの改名、シドニーのライブ・シーンでの成長、そして「Great Southern Land」の存在が、バンドの軸として確認できる。
Icehouseは、オーストラリア発のバンドとして、ニューウェイブやシンセポップの流れの中で独自の立ち位置を築いてきたグループだ。まずは「Great Southern Land」から入って、そこからアルバムや時期ごとのサウンドを追っていくと、活動の流れがつかみやすい。