Intergalactic Touring Band

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Intergalactic Touring Band

Intergalactic Touring Bandとは

Intergalactic Touring Bandは、実在の継続的なバンドというより、1977年に発表されたSFコンセプト・アルバムのプロジェクト名だ。アメリカではPassport Records、イギリスではCharisma Recordsからリリースされている。

企画の中心には、マーティ・スコットとステファン・ガルファスがいて、アレンジにはデヴィッド・ベッドフォードやウィル・マローンが参加している。演奏面ではロンドン交響楽団も加わり、指揮はハリー・ラビノヴィッツが担当した。

アルバムの内容とストーリー

作品全体は、複数世代にわたる恒星間宇宙旅行と、人類の宇宙移民をテーマにしている。楽曲はこの大きな筋書きの上に配置されていて、物語としてつながりを持たせている。

設定の中には、Hope LarsonやIxol Phaaneといった架空のミュージシャンが登場し、「レーザー・ギター」や「ホログラフィック・パーカッション」といった未来的な楽器を演奏することになっている。さらに、生き残った移民船団が西暦3025年に「新地球」へ到達し、そこでIntergalactic Touring Bandと「Love Station」を結成する、という流れも描かれている。

参加ミュージシャン

この企画の特徴は、参加者の顔ぶれにある。ミート・ローフ、ベン・E・キング、ラリー・ファスト、パーシー・ジョーンズ、アニー・ハズラム、ロッド・アージェント、ペピ・マルチェロなど、プログレッシブ・ロックを中心に幅広いジャンルのミュージシャンが参加している。

さらに、ブルース・スプリングスティーンのバンドで知られるサックス奏者クラレンス・クレモンズも「Love Station」でソロを披露している。実体のある固定バンドではない企画作品としては、かなり大掛かりな編成だ。

音楽的な特徴

ジャンル表記はElectronic、Rock、Funk / Soulで、スタイルにはFunk、Prog Rock、Symphonic Rock、Disco、Parodyが挙がっている。実際の収録曲でも、ロック、シンフォニックな構成、ファンク寄りのノリ、ディスコ的な要素が混ざる形で作られている。

一方で、作品の設定にはパロディ的な要素も含まれている。SFの世界観を前面に出しながら、架空の人物や楽器を用意している点は、普通のロック・アルバムとはかなり違う作りだ。

当時の位置づけ

Intergalactic Touring Bandは、実在の活動バンドとしてツアーや継続的な作品発表をしたわけではない。1977年の1枚のコンセプト・アルバムとして企画され、豪華なゲスト陣が集まったことで話題になった作品だ。

プログレッシブ・ロック、ソウル、ファンク、シンフォニックな編成をまとめて、SFの物語に落とし込んだ点がこのプロジェクトの中心にある。参加ミュージシャンの経歴を見ても、当時のロック周辺の広い人脈が反映された企画として見ることができる。

参加者のラインナップを見て気になる人向け

  • ミート・ローフの参加がある
  • ベン・E・キングの参加がある
  • アニー・ハズラム、ロッド・アージェントなどプログレ系の人脈が入っている
  • ラリー・ファストやパーシー・ジョーンズのような演奏面で存在感のあるミュージシャンも加わっている
  • ロンドン交響楽団が参加している

音楽好きとして見どころが多い作品

Intergalactic Touring Bandは、バンドの活動史を追うタイプのアーティストではなく、1977年のSFコンセプト・アルバムとして見るのが自然だ。参加者の幅、オーケストラを含む制作体制、宇宙移民を軸にしたストーリーがそろっていて、当時の企画作品としてはかなり特殊な立ち位置にある。

プログレッシブ・ロック周辺の人脈や、70年代後半のコンセプト・アルバムに関心がある人なら、クレジットを追うだけでも楽しめる内容だ。

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