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Jade Warriorは、1970年に結成されたイギリスのプログレッシブ・ロック・バンドだ。中心になったのは、前身バンドJulyのメンバーだったトニー・デュイグ(ギター)とジョン・フィールド(フルート、パーカッション、キーボード)、そしてヴォーカル/ベースのグリン・ハヴァードだった。
1970年の結成後、Jade Warriorはアフロ・ロック・バンドAssagaiと同じマネジメントのもとでVertigoと契約した。ここで3枚のアルバムを制作し、突発的なテンポ変化や、一般的なロック編成に収まらない楽器の使い方を含むサウンドを展開している。
その後、次の作品に向けてほぼ2枚分を録音していたが、Vertigoとの契約は打ち切られた。バンドは一度、活動の継続が難しい状況に追い込まれている。
転機になったのは、Trafficのサポートアクトを務めた際の出来事だ。スティーヴ・ウィンウッドが彼らの演奏に注目し、Island Recordsのクリス・ブラックウェルに推薦したとされる。これをきっかけに、1974年にIslandと契約した。
当初は3作の予定だったが、関係は最終的に4作にまで広がった。レーベル移籍後の活動は、バンドの音楽性がより広く受け止められるきっかけにもなっている。
Jade Warriorの音楽は、ロックを軸にしながら、ジャズ、ラテン、アンビエントの要素を取り入れている。演奏面では、フルートやパーカッション、キーボードを含む編成が特徴で、ギターとベースだけではない構成が目立つ。
曲作りでは、テンポの変化が急に入る場面や、楽器の役割が固定されない展開が見られる。プログレッシブ・ロックの文脈で語られる一方で、後のワールド・ミュージックやアンビエントの流れに近い感触も持っていたとされる。
1974年の『Floating World』は、Jade Warriorを語るうえで外せない作品だ。日本の浮世絵的な美意識に着想を得たアルバムとして知られ、ブライアン・イーノが「重要なアルバム」と評したことでも名前が挙がる。
Island期の最後の作品となった1978年の『Way of the Sun』も、ロック、ジャズ、ラテン、アンビエントをまたぐ彼らのスタイルがまとまった作品として扱われることが多い。
Jade Warriorは、当時のプログレッシブ・ロックの枠だけでは収まりきらないバンドとして見られている。実験的な編成や、ジャンルをまたぐ構成は、後年のアンビエントやワールド・ミュージックの受け止め方ともつながっている。
現在は、公式サイトや各種アーカイブ、音楽データベースでも情報をたどることができる。活動メンバーには、Dave Sturt、Jon Field、Tony Duhig、Glyn Havard、David Duhig、Allan Price、Dave Conners、Gowan Turnbull、Colin Hensonの名前が挙がっている。