Japanese Breakfast

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Japanese Breakfast

Japanese Breakfastとは

Japanese Breakfastは、フィラデルフィアを拠点に活動するミシェル・ザウナーのソロ名義だ。もともとは、インディー・ロック・バンドLittle Big Leagueの活動の合間に始めた、1か月間毎日1曲を書くという自主的な制作チャレンジが出発点になっている。そこから生まれた楽曲群をまとめたのが、2013年のカセット作品『June』だ。

活動の始まりと作品の流れ

『June』は、メロディを前面に出したローファイな楽曲を、エレクトリック・ギター中心の編成でまとめた作品として登場した。その後もザウナーはソロ制作とバンド活動を並行し、2014年にはセルフリリースの『Where Is My Great Big Feeling?』、Seagreen Recordsからのカセット『American Sound』を発表している。同じ年にはLittle Big Leagueの『Tropical Jinx』も出ていて、ソロとバンドの両方で制作が進んでいたことがわかる。

2016年には、Yellow K Recordsからのデビュー作『Psychopomp』をリリースした。ここではシンセサイザーをはっきり前に出したアレンジが加わり、ローファイな質感とインディー・ポップの要素をつなぐ形に広がっている。

音楽的な特徴

Japanese Breakfastの初期作は、宅録感のある音像と、ギターを軸にしたメロディが中心だ。そこから『Psychopomp』ではシンセが加わり、同じソロ名義でも音の作り方に変化が見える。ジャンル表記としてはRock、Pop、スタイルとしてはIndie Pop、Indie Rockに分類されている。

制作の出発点が「毎日1曲書く」という課題だったこともあって、楽曲単位での発想が強いプロジェクトとして始まっている。作品ごとに、ローファイ寄りの録音から、より音数の多いアレンジへと進んでいった流れがある。

『Psychopomp』と私的な背景

『Psychopomp』は、ザウナーが2014年に膵臓癌で母親を亡くした直後に制作された作品だ。ジャケットに20代の頃の母親の写真を使っている点も含めて、追悼の意味合いが強いアルバムになっている。この母との関係や死別の体験は、のちに回顧録『Crying in H Mart』へとつながっていく。

音楽と文章の両方で、自身の経験を作品化している点はJapanese Breakfastを語るうえで外せない。アルバム制作とエッセイ執筆が、同じ体験を別の形で記録している。

その後の評価

2021年のアルバム『Jubilee』では、グラミー賞で最優秀新人賞と最優秀オルタナティブ・ミュージック・アルバム賞の2部門にノミネートされている。インディー・ロック/ポップのシーンで、継続して注目を集めていることがうかがえる。

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