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Joan Baez(ジョーン・バエズ)は、1941年1月9日にアメリカ・ニューヨーク州スタテンアイランドで生まれたシンガーソングライター/活動家だ。フォーク・リヴァイヴァルを代表する歌手として知られ、1960年代以降はフォークだけでなく、ロック、ポップ、カントリー、ゴスペルにも活動の幅を広げている。
バエズの歌声は、ソプラノの音域、3オクターブに及ぶレンジ、はっきりした速いビブラートで知られている。初期はフォーク・シンガーとして注目されたが、その後の作品ではフォーク以外の要素も取り込み、レパートリーを広げていった。
ジャンル表記としては Folk, World, & Country、スタイルとしては Folk が挙げられている。土台にあるのはフォークだが、活動の中でさまざまな音楽性を扱ってきた人物だ。
バエズは音楽活動だけでなく、公民権運動やベトナム反戦運動での活動でも知られている。1963年8月28日、ワシントン大行進でマーティン・ルーサー・キング・ジュニアの「I Have a Dream」演説が行われた際には、プログラム冒頭で歌う役割を担い、「We Shall Overcome」を群衆とともに歌ってキングを迎えた。
1966年には、キングが進めていた学校の人種統合運動にも協力している。1968年1月には、ベトナム反戦の抗議活動で服役中だったバエズを、キング本人が刑務所に見舞ったというエピソードも残っている。
1968年3月には、スタンフォード大学の学生自治会長で徴兵拒否運動「ザ・レジスタンス」を率いていた活動家デヴィッド・ハリスと結婚した。ハリスは同年5月に徴兵忌避の罪で禁錮3年の判決を受け、1969年7月には連邦保安官によって自宅から連行され、服役している。
この服役期間中に、バエズは息子ガブリエルを出産している。1969年のウッドストック・フェスティバルでは、妊娠中の身で深夜のステージに立ち、収監中の夫について繰り返し語ったことが記録されている。
バエズは、若い時期のBob Dylanの活動にも関わりがあった。プロフィール上でも、彼の初期のキャリア成功に影響を与えた人物として触れられている。1960年代半ばには恋愛関係にあったことも知られている。
2017年4月7日には、ロックの殿堂入りを果たしている。フォーク・シンガーとしての活動に加えて、政治的・社会的な発言や行動が強く結びついたアーティストとして、長く参照されている存在だ。