KMFDM

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KMFDMとは

KMFDMは、1984年にザッシャ・コニエツコがパフォーマンス・アート・プロジェクトとして始めたのが出発点のバンドだ。ドイツで結成され、その後アメリカへ拠点を移して活動を続けている。1986年にはデビュー・アルバム『What Do You Know Deutschland?』を発表し、以後も長く活動を継続している。

活動の歩み

初期のKMFDMは、コニエツコ、ギターのニック「エン」エッシュ、ヴォーカルのレイモンド・ワッツを中心に展開した。1990年にはミニストリーのサポートで初のメジャー・ツアーを行い、90年代のインダストリアル・シーンで存在感を強めていく。

2000年には主要レーベルとの契約を試みて「MDFMK」に改名した時期があり、2002年にはエン・エッシュを欠く形でKMFDM名義に戻って活動を再開した。コニエツコは全作品に参加している唯一のメンバーで、結成時から現在まで在籍している唯一の人物でもある。

音楽的特徴

KMFDMは、テクノ、ダンス、EBM系の電子音楽と、ヘヴィメタルのギター・サンプルを組み合わせたクロスオーヴァーで知られる。電子音楽の打ち込みと、ロック/メタル由来のギターの処理を前面に出した作りが特徴だ。コニエツコが使う「ウルトラ・ヘヴィ・ビート」という呼び方も、このバンドのサウンドを示す言葉として知られている。

スタイルとしては、Industrial、Techno、Hard Rockが挙げられる。曲によってはダンス寄りの推進力が強く出る一方で、ギターの音像やリズムの圧力が前に出る場面もある。

バンド名の由来

KMFDMという名前は、いくつかの俗説がある。たとえば「Kill Mother Fuckin' Depeche Mode」などの解釈が語られることがあるが、実際には文法的に少し崩したドイツ語フレーズ「Kein Mehrheit Für Die Mitleid」に由来するとされる。後に文法的に正しい形として「Kein Mitleid für die Mehrheit(多数派に情けは無用)」が使われるようになり、公式でもこちらが用いられている。

影響と位置づけ

KMFDMは、電子音楽とハードロック/ヘヴィメタルを結びつけた先駆的な存在として扱われることが多い。80年代後半の時点でこの手法を前に押し出し、後のナイン・インチ・ネイルズ、コーン、スリップノットなどにも影響を与えたと評価されている。

インダストリアル・シーンでは、90年代にかけてサウンドの方向性を示したバンドのひとつとして見られている。電子音と重いギターを同じ土俵で鳴らすやり方を、長く継続してきた点がKMFDMの大きな特徴だ。

メンバーについて

これまでにGünter Schulz、Raymond Watts、William Rieflin、Steve White、Mark Durante、Abby Travis、Jules Hodgson、Tim Skold、Andy Selway、Jennifer Ginsberg、Rudolph Naomi、Morgan Adjei、Jr. Blackmale、Lucia Cifarelli、Klaus Schandelmaier、Andee Blacksugar、Tidor Niedduなど、多くのメンバーが参加している。現在までの活動の中で、編成は時期ごとに変化している。

聴くときの入口

まずは1986年の『What Do You Know Deutschland?』から追うと、初期の輪郭が見えやすい。そこから90年代の作品をたどると、インダストリアル、テクノ、ハードロックの要素がどのように整理されていったかが分かる。長く活動しているバンドなので、時期ごとの音の違いを比べながら聴くのも面白い。

公式サイトやBandcamp、YouTube、SoundCloud、Instagramなどでも情報が追えるので、今の活動を確認しながら聴くのにも向いている。

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