Kruder & Dorfmeister

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Kruder & Dorfmeister

Kruder & Dorfmeisterとは

Kruder & Dorfmeisterは、Peter KruderとRichard Dorfmeisterによるウィーン出身のデュオだ。Electronicを軸に、Downtempo、Ambient、Trip Hopの領域で活動してきた。二人の名前をそのまま冠したユニットで、90年代以降のエレクトロニカ文脈でよく名前が挙がる。

結成と初期の動き

二人は音楽活動の前からの知り合いで、最初の共同作業を冗談交じりに「互いに大麻を売り合うことだった」と振り返っている。そうした関係を経て、1993年に自身のレーベルG-Stone RecordingsからEP『G-Stoned』でデビューした。この作品には、催眠的な展開で知られる「High Noon」が収録されている。

同じ1993年には、Simon & Garfunkelの『Bookends』を思わせるデザインのカバーでも知られる。初期の段階から、作品の見せ方にも一定のこだわりがあったことがうかがえる。

リミックスで評価を広げる

Kruder & Dorfmeisterは、ポップス、ヒップホップ、ドラムンベースの楽曲をTrip HopやDowntempoの感触に組み替えるリミックスで評価を高めた。Madonna「Nothing Really Matters」やBomb The Bass「Bug Powder Dust」など、よく知られた楽曲への仕事がある。

こうしたリミックスは、原曲の輪郭を残しつつ、ビートの置き方や音の間合いを変える作り方で知られる。ダビーな処理や、低めのテンポ、反復の多い構成が目立つ。

『The K&D Sessions』の位置づけ

1998年に発表された2枚組ミックス作品『The K&D Sessions』は、1993年から約5年間に二人が手がけたリミックスをまとめたコンピレーションだ。Peter Kruderが、ミュンヘンでのギグ帰りに「自分たちの仕事をまとめて見せられるようなコンピレーションを作ろう」とRichard Dorfmeisterに持ちかけたことが制作のきっかけになったという。

この作品は、アシッド感のあるダビーなダウンテンポ・サウンドで評価され、90年代エレクトロニカを代表する一枚として扱われている。DJ Shadowの『Endtroducing.....』と並べて語られることもある。

ライブ活動とその後

2010年には、Kruder & Dorfmeisterとレーベルの16周年を記念する動きがあり、The Big ChillやBerlin Festivalなどの大型フェスにも出演した。そこから展開した「K&D Sessions Live」は成功し、ワールドツアーにつながった。

スタジオで作られたリミックスやミックス作品だけでなく、ライブでも同じ系統のサウンドをどう再現するかが注目されてきたユニットだ。レーベル運営を含めて、活動の幅が広い。

音楽的な特徴

  • テンポを抑えたDowntempo寄りの構成
  • Ambient的な空間処理
  • Trip Hop由来のビート感
  • ダビーな残響や低音の処理
  • 原曲の要素を残しながら再構成するリミックス手法

関連サイト

Kruder & Dorfmeisterは、90年代のリミックス文化とエレクトロニカの流れをつなぐ存在として見られている。まずは『G-Stoned』と『The K&D Sessions』を並べて聴くと、デュオの持ち味がつかみやすい。

ジャンル・スタイル

Electronic Ambient Downtempo Trip Hop
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