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Lynyrd Skynyrdは、アメリカのロック・バンドだ。1970年代にサザン・ハードロックを広く知られる形にした存在として語られることが多い。活動拠点はフロリダ州ジャクソンビルで、もともとは1964年に「Noble Five」として始まった。
バンド名は、フロリダ州ジャクソンビルのロバート・E・リー高校で体育教師をしていたレナード・スキナー(Leonard Skinner)に由来する。長髪を嫌い、生徒を校長室送りにしていた教師に、当時その対象になっていたメンバーたちが、皮肉と敬意を込めて名前をもじって「Lynyrd Skynyrd」と名乗った、というエピソードが知られている。のちにスキナー本人とバンドは和解し、友人関係になったとも伝えられている。
バンドは、ライブでの推進力のある演奏で評価を広げていった。1970年代には「Sweet Home Alabama」と「Free Bird」で世界的な認知を得る。特にこの2曲は、Lynyrd Skynyrdを語るうえで外せない代表曲として扱われることが多い。
1977年、ツアー移動中の飛行機事故でロニー・ヴァン・ザントら3名が亡くなり、バンドの最も知られた編成は事実上終わった。その後、1987年に生存メンバーが再結成し、ロニー・ヴァン・ザントの弟であるジョニー・ヴァン・ザントをフロントに迎えてツアーを再開した。以後もバンドは活動を続け、時期によってメンバーは入れ替わっている。オリジナル・メンバーではゲイリー・ロッシントンが最後まで残っていたが、彼は2023年3月5日に亡くなっている。
音楽性は、Blues Rock、Hard Rock、Classic Rock、Southern Rockにまたがる。ブルース由来のフレーズを軸にしながら、ギターが前に出る編成と、はっきりしたリズムで曲を押し進める作りが目立つ。ライブで力を発揮するバンドとして知られてきた点も大きい。
「Sweet Home Alabama」は、ロッシントン、ロニー・ヴァン・ザント、エド・キングの共作だ。ニール・ヤングが「Southern Man」「Alabama」で描いた南部の人種差別への返答として書かれたとされ、歌詞にはヤングへの言及も含まれる。ただし、ヴァン・ザント自身はヤングの音楽を好んでいたとされ、両者の関係は対立一辺倒ではなかったようだ。
「Free Bird」は、アラン・コリンズが書いたギターリフにヴァン・ザントが歌詞をつけたバラードだ。曲の後半に長いギターソロを置く構成は、その後のロック曲の作り方にも影響を与えたと見られている。
メンバーは時期によってかなり入れ替わっている。名前が挙がっている人物には、ロニー・ヴァン・ザント、ジョニー・ヴァン・ザント、ゲイリー・ロッシントン、アレン・コリンズ、エド・キング、ビリー・パウエル、レオン・ウィルクソン、アーティマス・パイル、マーク・マテイカ、マイケル・カーテローネなどがいる。バンドの歴史が長い分、在籍メンバーの幅も広い。
Lynyrd Skynyrdは、1970年代のサザン・ロックを代表するバンドとして扱われている。ライブ重視の演奏、ギターを軸にした楽曲、南部の空気を前面に出したスタイルが、後のロック・バンドにも参照されてきた。2006年にはロックの殿堂入りも果たしている。
現在は公式サイトや各種SNS、YouTube、Wikipedia、AllMusicなどで情報を追える。長い活動歴の中で悲劇と再編を経験しながらも、代表曲とサウンドの輪郭は今もはっきり残っているバンドだ。