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Magick Brother & Mystic Sisterは、スペイン・バルセロナを拠点に活動するロック/ジャズ系バンドだ。メンバーはMarc Tena、Maya Fernández、Xavi Sandoval、Eva Muntadaの4人。バンド名は、彼らに大きな影響を与えたGongの1970年作デビュー・アルバム収録曲のタイトルに由来する。
バンドの構想は、Eva MuntadaとXavi Sandovalが2000年のCanterbury FestivalでGongの中心人物David Allenと出会ったことから始まった。そこから時間をかけて形になり、2013年にMaya FernándezとMarc Tenaが加わって正式な編成になった。
この経緯を見ると、最初からカンタベリー・シーンやGong周辺の音楽に強く引き寄せられていたことがわかる。実際、後年の作品でもその影響ははっきりしている。
彼らの音楽は、Psychedelic Rock、Prog Rock、Space Rock、Jazz-Rockを軸にしている。フルートとキーボードを前面に出したアンサンブルが特徴で、そこにベース、ギター、ドラム、ヴォーカルが組み合わさる。
ウェブ上の紹介でも、60〜70年代の幻覚的な音楽への関心が土台になっているとされている。具体的には、GongやCaravanに代表されるカンタベリー・シーン、Guruguru、初期Eloy、Can、初期Hawkwind、初期Pink Floydあたりの影響が挙げられている。実際の音作りも、その系譜に沿った構成が中心だ。
2020年にセルフタイトルのデビュー・アルバム『Magick Brother & Mystic Sister』を発表した。この作品には「Utopia」「Waterforms」「The First Light」などが収録されていて、カンタベリー・シーンの継承者として注目された。
2024年には、タロットの大アルカナをテーマにした2部作『Tarot, Part I』『Tarot, Part II』をリリースしている。ここでは、幻想的でスペーシーな方向性をさらに押し進めた内容になっている。
バルセロナの現代サイケデリック・シーンを代表するグループの一つとして紹介されることが多い。Bandcamp、YouTube、Spotify、SoundCloud、Instagram、Facebookなどでも作品や活動を追うことができる。
ジャズの要素を含みながら、プログレッシブ・ロックの構成感とサイケデリックな展開を組み合わせるバンドとして、スペイン国内だけでなく海外でも支持を広げている。
Magick Brother & Mystic Sisterは、過去のプログレ/サイケの文脈を参照しながら、バルセロナ発の現在進行形のサウンドを組み立てているバンドだ。作品ごとにテーマを持たせつつ、フルート、キーボード、リズム隊の組み合わせで曲を進めていくスタイルが見どころになっている。