Magick Brother & Mystic Sister - Tarot Part II (2024)
Magick Brother & Mystic Sister『Tarot Part II』について
Magick Brother & Mystic Sisterは、スペイン・バルセロナを拠点に活動するバンドだ。バンド名は、Gongのアルバム収録曲「Magick Brother」に由来するもので、サイケデリック・ロックの文脈を意識した名前になっている。『Tarot Part II』は2024年にリリースされた作品で、バンドの現在地をそのまま示すような、ジャズ、ロック、サイケデリック・ロック、スペース・ロック、ジャズ・ロック、プログレッシブ・ロックの要素を含む内容として紹介されている。
作品の輪郭
この作品は、バンドの編成であるMarc Tena、Maya Fernández、Xavi Sandoval、Eva Muntadaの4人を軸にしたリリース。国籍や拠点の情報から見ると、ギリシャ発のリリースとして流通している一方で、活動ベースはバルセロナにある、という整理になる。2024年という時点での最新作として受け取れる位置づけだ。
タイトルの『Tarot Part II』という表記からは、前作あるいは前段の流れを引き継ぐ構成が想像されるが、ここでは作品名以上の断定はしない。少なくとも、単独で完結した1枚というより、シリーズ性や連作性を感じさせる命名ではある。
サウンドの方向性
ジャンル表記はJazz、Rock、スタイル表記はPsychedelic Rock、Space Rock、Jazz-Rock、Prog Rock。並びだけを見ると幅が広いが、実際には、ロックの推進力を土台に、ジャズ由来の動きや即興性、プログレッシブ・ロック的な展開の組み立てを取り込んだタイプの作品として捉えるのが自然だ。
こうした組み合わせは、70年代のサイケデリック/プログレ周辺や、ジャズ・ロックの流れと近い耳で追いやすい。スペインの現行バンドでこの方向性を採る場合、同時代のアンダーグラウンドなプログレや、ヨーロッパ圏の実験色の強いロックと比較されやすいタイプでもある。
バンドの立ち位置
アーティスト情報からは、Magick Brother & Mystic Sisterがバルセロナを拠点にした現行バンドであり、Gong由来の名前を掲げながら活動していることがわかる。そうした背景を踏まえると、『Tarot Part II』は、単なる懐古ではなく、サイケデリック・ロックやプログレの語法を現代のバンド編成で更新しようとする作品として見ることができる。
公式の配信・公開先もBandcamp、YouTube、Facebook、Instagram、SoundCloud、Spotifyと揃っていて、デジタル時代のバンドとしての活動が見えやすい。作品の細かな制作背景や曲ごとのエピソードは確認できないが、少なくとも外形としては、現行シーンの中で自分たちのルーツを明確に打ち出しているグループだ。
まとめ
『Tarot Part II』は、2024年のMagick Brother & Mystic Sisterを示す1枚で、ジャズとロックを軸に、サイケデリック・ロック、スペース・ロック、ジャズ・ロック、プログレッシブ・ロックの要素を重ねた作品だ。バンド名の由来からしても、単なるジャンル再現ではなく、70年代的な感覚を現在形で鳴らす姿勢がうかがえる。
トラックリスト
- A1 Strength (5:05)
- A2 The Hanged Man (3:31)
- A3 The Unnamed Arcane (3:25)
- A4 The Temperance (4:26)
- A5 The Devil (3:23)
- A6 The Tower (3:16)
- B1 The Star (5:00)
- B2 The Moon (5:54)
- B3 The Sun (4:42)
- B4 The Judgement (5:56)
- B5 The World (7:12)
- Total Time: 48:38
関連動画
- Magick Brother & Mystic Sister ► The Devil [HQ Audio] Tarot II 2024
- TAROT part II Premiere
- THE JUDGEMENT
- THE HANGED MAN
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