Manuel Göttsching

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Manuel Göttsching

Manuel Göttschingとは

Manuel Göttsching(マニュエル・ゲッチング)は、1952年9月9日にベルリンで生まれ、2022年12月4日に同地で亡くなったドイツのミュージシャンだ。ジャンル分けではElectronicに入れられることが多いが、実際にはKrautrock、Ambient、Minimalの文脈で語られることが多い。

特に1984年にリリースされた『E2-E4』は、彼の代表作として知られている。1981年に録音されたこの作品は、後のダンス・ミュージックやテクノの流れとも結びつけて語られてきた。本人はギター奏者としても重要で、Krautrockのギタリストとしての活動でも存在感を残している。

活動の始まりとAsh Ra Tempel

ゲッチングは10代のうちからベルリンのポップ、ブルース系バンドで演奏を始めた。1970年には、クラウス・シュルツェ、ハルトムート・エンケとともにAsh Ra Tempelを結成する。翌1971年にはセルフタイトルのデビュー作を発表した。

その後、クラウス・シュルツェがソロ活動へ移ると、ゲッチングはゲストを迎えながらAsh Ra Tempelを継続した。1973年の『Seven Up』では、ティモシー・リアリーをヴォーカルに迎えている。この作品には、1972年夏のベルン・フェスティバルでのライブ録音も含まれている。

ソロ作『Inventions For Electric Guitar』

1975年の『Inventions For Electric Guitar』は、ゲッチングの1作目のソロ・アルバムだ。タイトル通り、エレクトリック・ギターのみを使って制作されている。

この作品では、4トラックのテープレコーダー、エコー処理、ワウペダル、ハワイアン・スティール・バーなどを使い、ギターの単音を重ねていく手法が取られている。単なるギター・ソロ集ではなく、反復するフレーズを積み上げていく制作方法がはっきりしている。本人はこれを「ミニマリズムの実験」として扱っていた。

このやり方は、後の『E2-E4』にもつながっていく。ギターをリズムやパターンの素材として扱う発想が、すでにこの時期に見えている。

『New Age Of Earth』とバンドの再編

1976年には、Ash Ra Tempel名義で『New Age Of Earth』を録音した。この時点では、ゲッチングが唯一のメンバーだった。1978年には、ライブでは他のメンバーも加わる形に戻している。

この時期には、ファッションショーのための音楽制作も始めている。1980年代になるとAsh Ra Tempelは再びバンドとして活動し、ゲッチングは自身のスタジオでソロ作品の制作を進めた。そこでは、自分自身の作品だけでなく、他のアーティスト向けの音楽制作も行っていた。

『E2-E4』とその影響

ゲッチングの名前を広く知らしめた作品として、『E2-E4』は外せない。1981年に録音され、1984年にリリースされたこのアルバムは、長い反復の上に音を少しずつ変化させていく構成で知られている。

ギターを前面に出しながらも、聴感上は電子音楽やミニマル・ミュージックに近い印象を持つ。プロト・テクノ的な発想を持つ作品として参照されることも多く、後のクラブ・ミュージックやアンビエントの受け手に影響を与えたと見なされている。

周辺プロジェクトと共演

ゲッチングはAsh Ra Tempel以外でも、Kosmische Kuriere関連のプロジェクトに関わっていた。また、1976年には[a95871]と一緒にプロジェクトを立ち上げ、[a10360]とは何度もゲストや共演者として関わっている。

こうした活動からも、ソロ・アーティストとしてだけでなく、ベルリンの実験的な音楽シーンの中で複数の役割を担っていたことが分かる。ギタリスト、作曲家、プロデューサーとしての動きが並行していた点も特徴だ。

音楽的な特徴

  • エレクトリック・ギターを中心にした反復フレーズの構築
  • テープ、エコー、ワウペダルなどを使った音の重ね方
  • Krautrockの文脈にある即興性と、ミニマルな構造の両立
  • アンビエントや電子音楽に接続しやすい長尺の展開
  • バンド活動とソロ制作を行き来する制作スタイル

参考サイト

ジャンル・スタイル

Electronic Ambient Minimal
toast