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Marc Almond(マーク・アーモンド)は、1957年7月9日生まれのイギリスのシンガー、ソングライター、パフォーマーだ。出身はランカシャー州サウスポート。2018年の新年叙勲でOBEを受章している。ジャンルの枠ではElectronic、Rock、スタイルではSynth-pop、Loungeに分類されることが多い。
17歳で学校を離れた後、美術系のカレッジを経て、リーズ・ポリテクニック(現リーズ・ベケット大学)でファイン・アートを学んだ。学生時代にはウォーホル風の自主映画を撮り、「Zazou」「Glamour in Squalor」「Twilights and Lowlifes」といった実験的な演劇作品も上演していた。音楽だけでなく、美術や演劇を組み合わせる発想は、この時期に形になっていったようだ。
リーズ・ポリテクニックで出会ったデイヴィッド・ボールと、1979年にエレクトロ・デュオのSoft Cellを結成した。1981年に発表したカヴァー曲「Tainted Love」は、新しいウェイヴ/シンセポップを代表する曲として広く知られるようになった。全米ビルボードチャートでは、歴代最長記録で在籍したヒットとしても記録されている。
1984年にソフト・セルが解散すると、Marc Almondはソロ活動へ軸足を移した。そこではキャバレー、シャンソン、エレクトロニックといった要素を行き来しながら、バンド時代とは違う表現を続けている。演劇的な構成や、曲ごとに異なる人物像を見せるような歌い方が、ソロ作品でも目立つ。
現在の公式サイトやFacebook、YouTube、Vimeo、SoundCloud、Instagram、Twitterなどでも活動情報が確認できる。長く第一線で活動を続けてきたアーティストとして、ソフト・セル期のヒットだけでなく、その後のソロ作品やパフォーマンス面も含めて見ておきたい存在だ。
Marc Almondを追うときは、まずSoft Cellの「Tainted Love」から入って、その後にソロ作品でキャバレーやシャンソン寄りの楽曲を聴いてみると、表現の幅がつかみやすい。美術、演劇、電子音楽が交差するところに、この人の持ち味がある。