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Mastodonは、2000年にアメリカ・ジョージア州アトランタで結成されたヘヴィメタル・バンドだ。結成時のメンバーは、ベース/ヴォーカルのトロイ・サンダース、ギターのブレント・ハインズとビル・ケリハー、ドラム/ヴォーカルのブラン・デイラーの4人だった。現在は編成の変化を経ながら活動を続けている。
初期のMastodonは、まずデモ録音を経て活動を固めていった。ラインナップには短期間だけヴォーカルのエリック・サナーが加わっていた時期もあるが、最初のデモ制作後に離脱している。
2004年に発表された2ndアルバム『Leviathan』で、バンドは大きく注目を集めた。この作品はハーマン・メルヴィルの小説『白鯨』を題材にしたコンセプトアルバムで、Revolver、Kerrang!、Terrorizerなど複数の音楽誌で2004年のアルバム・オブ・ザ・イヤーに選出された。後年には「21世紀最高のメタルアルバム」のひとつとして扱われることもある。
その後も、1stアルバム『Remission』、『Leviathan』、『Blood Mountain』、『Crack the Skye』と、四大元素になぞらえたコンセプトの連作で知られるようになった。火、水、土、アイテール/精神というテーマをアルバムごとに置き、作品全体のつながりを意識した作りを続けてきた点が特徴だ。
Mastodonの音楽は、ヘヴィメタルを土台にしながら、プログレッシブ・メタルの要素を強く取り入れている。リフ主体の重さだけでなく、曲展開の変化や変拍子、長めの構成を含む楽曲が多い。
また、メンバーがそれぞれヴォーカルを担当する場面があり、トロイ・サンダース、ブラン・デイラー、ブレント・ハインズ、ビル・ケリハーの4人が演奏と歌を分担してきた。これによって、1曲の中でも声の役割や質感が切り替わることがある。
『Leviathan』以降は、コンセプト性の強い作品とテクニカルな演奏を組み合わせたスタイルで評価を集めた。特に、物語性のあるアルバム構成と、メタルの重さを保ったまま複雑な展開を入れる作り方が、バンドの中心になっている。
Mastodonは長い活動の中でメンバーの変化も経験している。2025年3月には、結成メンバーであるブレント・ハインズの脱退が発表された。その後、別のギタリストがライブでサポートに入っている。
なお、ブレント・ハインズは2025年8月20日に事故で亡くなっている。バンドの初期から音楽性を支えてきた人物の一人であり、この出来事は大きな反響を呼んだ。
Mastodonを追うなら、まずは『Leviathan』から入る人が多いはずだ。そこから前後の作品をたどると、バンドがどのようにヘヴィメタルとプログレッシブ・メタルを結びつけてきたかが見えやすい。