Methusalem

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Methusalem

Methusalemとは

Methusalemは、1980年に西ベルリンで立ち上げられたドイツのディスコ・プロジェクトだ。中心にいたのはプロデューサーのRalf Nowy、Tom Müller、Jack Whiteの3人で、プロフィール上もこの3人による制作プロジェクトとして紹介されている。メンバー表記にはTom Müller、Vicki Brown、Ralf Nowy、Horst Nußbaum、Bart van Unenの名前が並ぶ。

活動の背景

このプロジェクトは、クラウトロック的な音響感覚と、当時広がりつつあったスペース・ディスコを組み合わせた点で語られることが多い。さらに、後年のテクノを先取りするような要素も含んでいたとされる。制作の中心にいた3人はいずれもプロデューサーで、演奏主体のバンドというより、スタジオ・プロジェクトとして動いていた形が見えてくる。

ヴォーカルには英国出身のVicky Brownが起用されている。彼女はPink Floyd、Roger Waters、Cerrone、Bryan Ferryらとの共演歴を持つシンガーで、Methusalemでもその歌声が使われている。

作品

Methusalemが発表した唯一のスタジオ・アルバムは、1980年の『Journey Into The Unknown』だ。シングル「Robotism」もこの作品群に含まれる。翌1981年には、このアルバムが「Empire」名義、タイトル『First Album』として再発されている。再発盤には「Zombie」の7インチ・ミックスに加えて、新曲「Shot Down」「Ooh Dracula」の2曲が追加された。

音楽的な特徴

音の軸としては、ディスコの4つ打ちを土台にしながら、クラウトロック由来の反復感や機械的な感触を重ねた構成が特徴として挙げられる。スペース・ディスコ寄りの広がりを持ちつつ、後のエレクトロニック・ダンス・ミュージックにつながるような要素も含まれていると説明されている。

「Robotism」や「Black Hole」といった曲名からも分かるように、当時のディスコの中でも、未来的なイメージや機械的なモチーフを前面に出したプロジェクトとして受け取られている。サウンドの整理された硬さと、Vicky Brownのヴォーカルがどう組み合わさっているかが、このプロジェクトを追うときの見どころになる。

その後の受け止められ方

西側での知名度は大きく広がらなかった一方で、収録曲「Black Hole」がソ連の人気アニメ『ヌ、パガヂー!』の1984年放送回で使われたことで、ロシアや旧ソ連圏では一定の人気を得たという話が残っている。作品の流通や受容が、制作当時の西側だけで完結していなかった点は、このプロジェクトを語るうえで面白いところだ。

Methusalemは、ディスコ、クラウトロック、スペース・ディスコの交点に置くと見えやすいプロジェクトだ。活動期間は長くないが、1980年前後の西ベルリンでどんな音が作られていたのかを知る手がかりとして、今でも確認する価値がある。

ジャンル・スタイル

Electronic Disco Krautrock
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