Mick Harvey Featuring Anita Lane

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Mick Harvey Featuring Anita Lane

Mick Harvey Featuring Anita Laneとは

Mick Harvey Featuring Anita Laneは、オーストラリアのミュージシャン、ミック・ハーヴェイとアニタ・レインの名前が並ぶプロジェクトだ。ミック・ハーヴェイは1958年8月29日、オーストラリア・ビクトリア州ロチェスター生まれで、メルボルンを拠点にしたスタジオのオーナーでもある。

ジャンルはロックを軸にしつつ、実際の音楽活動ではExperimental、Pop Rock、Synth-pop、Acid Jazzといった要素も含まれている。資料上はメンバー情報が限られているが、少なくともこの名前からは、ハーヴェイとレインの共演関係が中心にあることが見えてくる。

ミック・ハーヴェイの活動歴

ミック・ハーヴェイは、1970年代メルボルンのザ・バースデイ・パーティー、そして1980年代の西ベルリンで活動したニック・ケイヴ&ザ・バッド・シーズで知られている。どちらもポストパンクを代表するバンドとして扱われることが多く、ハーヴェイはその中核メンバーとして活動してきた。

バッド・シーズ在籍中にセルジュ・ゲンズブールの音楽に触れたことが、後のソロ活動に影響を与えた。1990年代半ばにソロ活動を始めると、ゲンズブールの楽曲について、歌詞、リズム、トーン、アイロニーを英語に移し替える作業に取り組んだ。この作業は単発では終わらず、最終的に全4巻の翻訳プロジェクトへ発展している。

アニタ・レインとの関係

アニタ・レインもまた、バースデイ・パーティー/バッド・シーズ周辺の流れと深く関わった人物だ。ニック・ケイヴのパートナーであり共作者として活動し、「Stranger Than Kindness」や「From Her to Eternity」の共作者としても知られている。

ソロ作品としては『Dirty Pearl』(1993年)と『Sex O'Clock』(2001年)を残している。2021年4月27日に61歳で亡くなった。ハーヴェイとレインの組み合わせは、オーストラリアのポストパンク/オルタナティヴ・シーンを語るうえで重要な位置にある。

音楽的な特徴

このプロジェクトで見えてくるのは、ハーヴェイのポストパンクの経歴と、ゲンズブール作品への関心、そしてレインとのデュエット感覚だ。1995年のソロデビュー作『Intoxicated Man』はゲンズブール作品を基にしており、「Bonnie and Clyde」など一部の曲はアニタ・レインとのデュエットとして制作されている。

ここでは、原曲の英語化だけでなく、曲の持つリズムや語り口、距離感をどう扱うかが重要になっている。ロックを土台にしながら、Pop RockやSynth-pop、Acid Jazzの要素が重なるあたりに、ハーヴェイの幅広い制作感覚が出ている。

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聴くときのポイント

Mick Harvey Featuring Anita Laneを追うときは、まずハーヴェイのバースデイ・パーティーとバッド・シーズでの経歴を押さえると流れがつかみやすい。そのうえで、『Intoxicated Man』のようなゲンズブール解釈の作品を聴くと、彼がどの方向にソロ活動を広げたのかが見えやすい。

アニタ・レインの参加曲では、歌のやり取りや言葉の置き方が前に出る。ハーヴェイの制作とレインの歌声が交わる場面に注目すると、この名前の並びが持つ意味が分かりやすい。

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