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Microdisneyは、1980年にアイルランドのコークでCathal CoughlanとSean O'Haganを中心に始まったロック・バンドだ。最初は「Constant Reminders」という名前で活動していたが、メンバーの入れ替わりを経て「Micro Disney」「Micro-Disney」を経由し、のちにMicrodisneyとして知られるようになった。
初期は5人編成で、コークやダブリンを中心にライブを重ねていた。バンドの初期記録としては、アイルランドの初期ポストパンク資料として知られるライブ盤「Kaught At The Kampus」に演奏が残っている。1980年から1982年にかけてはデモ、ラジオ・セッション、Reekus Records向けのシングル用音源も録音している。
Microdisneyは、結成当初はパンク・ファンク寄りの編成で動いていた。ウェブ上の情報では、この時期のバンドはアイルランドの「Punk-Funk」バンドとして紹介されている。ライブはコークやダブリンのほか、リムリック、ゴールウェイ、トラリーなどでも行われた。英国での演奏は1981年7月のサウサンプトン公演が記録されている。
1982年前半になるとメンバーが次第に抜け、夏までにはCathal CoughlanとSean O'Haganの2人組になった。このデュオ編成で発表したシングルがジョン・ピールの番組で流れたことで、アイルランド国外でも名前が知られるようになった。
その後の代表作としてよく挙がるのが、『The Clock Comes Down the Stairs』や『Crooked Mile』だ。どちらも、後のMicrodisneyを語るうえで外せない作品として扱われている。
Microdisneyの特徴は、Cathal CoughlanとSean O'Haganの役割分担にある。Coughlanは宗教、アイルランドの伝統音楽、英国のジャーナリズムなどを題材に、かなり辛辣な歌詞を書く。一方でO'Haganは、繊細なギター・メロディやカントリーの要素を持ち込んでいる。
そのため、曲の表面はポップに聴こえても、歌詞や構成にはかなり強い毒がある。メロディの親しみやすさと、歌詞の批評性が同じ曲の中に並ぶ形で、Microdisneyの個性が出ている。
初期のパンク・ファンク的な動きから、2人組でのソングライティング中心のスタイルへ移る流れも、バンドの音の変化を追ううえで重要だ。初期と中期以降では、同じバンド名でも印象がかなり変わる。
確認できるメンバーとしては、Sean O'Hagan、Cathal Coughlan、Jon Fell、Tom Fenner、Ed Flesh、Nick Montgomery、Chris McCarthyの名前が挙がる。初期の編成には、Constant Reminders時代から続く流れも含まれていた。
解散後、2人の進路は分かれた。CoughlanはFatima Mansionsを結成し、より攻撃的な方向へ進む。O'HaganはBrian Wilsonへの関心を深めながらThe High Llamasを立ち上げ、ポップ職人としての側面をさらに伸ばしていった。
Microdisneyは、アイルランドのローカルなパンク・ファンクから始まり、2人組になってから独自のソングライティングで評価を広げたバンドだ。Coughlanの言葉とO'Haganのメロディがぶつかり合う構図が、そのままバンドの核になっている。