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Millingtonは、ジーン・ミリントンとジューン・ミリントンによる姉妹デュオだ。プロフィール上は「Sister duo」とされていて、ジャンルはPop、Funk / Soul、スタイルはSoul、Balladに分類されている。
ウェブ上で確認できる情報によると、ジューンとジーンはフィリピン生まれで、1961年に家族とともにカリフォルニアへ移住している。現地でサーフ・ミュージックやロックンロールに触れ、最初はウクレレ、その後ギターへと楽器を移していった。
演奏力を磨く過程では、ジェリー・ガルシア、ジミ・ヘンドリックス、エリック・クラプトンらのソロをコピーしていたという。こうした経歴から、初期のプレイにはロック由来のギター志向が強く反映されていたことがうかがえる。
当時付き合っていたボーイフレンドたちがサーフ・バンドを組んだことをきっかけに、姉妹はその演奏の合間に自分たちの女性バンドを作った。これが後のFannyの出発点になる。
その後、アリス・ディブアがドラム、ニッキー・バークレイがキーボードを担当し、ジーンがベース、ジューンがリード・ギターを務める編成でFannyが動き出した。1970年にはセルフタイトルのデビュー・アルバムを発表し、Repriseと契約。メジャー・レーベルからスタジオ・アルバムを出した最初の全員女性ロック・バンドとして記録されている。
Fannyでは「Charity Ball」(1971年)や「Butter Boy」(1975年)などの曲も生まれている。バンドとしての活動は、女性だけのロック・バンドがメジャーで作品を出す流れを作った点で、後続のアーティストにとっても参照点になっている。
Fanny解散後も、ジーンとジューンの音楽的な関係は続いている。1977年の『Ladies On The Stage』を皮切りに、『Ticket To Wonderful』(1993年)、『Melting Pot』(2001年)、『Play Like A Girl』(2011年)などを共作してきた。
2018年には、元Fannyメンバーのブリー・ダーリングを加えたトリオ、Fanny Walked The Earthとしても活動している。ジューンはソロ名義でも4作のアルバムを発表していて、姉妹それぞれの活動と共同作業が長く並走している。
Millingtonの名前で示される姉妹の活動は、PopやFunk / Soulの枠に置かれている。さらにスタイルとしてSoul、Balladが挙げられていて、メロディ重視の曲作りと、ソウル寄りの歌唱や演奏が軸にある。
一方で、経歴の出発点にはサーフ・ミュージックやロックンロール、さらにギターソロのコピー練習がある。Fanny時代の編成でも、ジューンのリード・ギターとジーンのベースが中心にあり、ロック・バンドとしての輪郭もはっきりしている。
Millingtonという名前そのものよりも、ジーンとジューンの姉妹がFannyで残した実績のほうが広く知られている。特に、全員女性によるロック・バンドがメジャー・レーベルからスタジオ・アルバムを出した最初の例として、音楽史上の意味が大きい。
その後も姉妹で作品を重ね、トリオ編成でも活動を続けている点から、単発の再結成ではなく、長い時間をかけて関係を保ちながら音楽を作ってきたことがわかる。ポップ、ファンク、ソウル、バラード、ロックの要素が、姉妹の歩みの中でつながっている。