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Motorpsychoは、1989年10月にノルウェー中部トロンハイムで結成されたロック・バンドだ。中心メンバーはベント・サーター(ベース、ヴォーカル)とハンス・マグヌス “スナ” ライアン(ギター、ヴォーカル)で、結成当初はキェル・ルナール “キラー” イェンセンがドラムを担当していた。
バンド名は、ロンドンでロジャー・イーベルト作品の上映企画を観ていた際に思いついたものだという。映画タイトルの「Mudhoney」「Faster Pussycat」はすでに別のバンド名として使われており、残っていた「Motorpsycho」を採用した、という経緯が残っている。
1991年にファースト・アルバム『Lobotomizer』を発表した後、キラーは脱退し、ハーコン・ゲプハルトがドラムに加入した。この編成はMotorpsychoの核として約14年続いた。
初期のMotorpsychoは、グランジ、ヘヴィメタル、インディー・ロックを組み合わせたスタイルで出発している。1993年の3作目でダブル・アルバムの『Demon Box』は、ノルウェー・グラミー賞にノミネートされた。また、この時期にドイツ、イタリア、ベルギー、オランダなど北欧以外でも支持を広げ、ノルウェーを代表するロック・バンドの一つとして見られるようになった。
Motorpsychoは、オルタナティブ、ジャズ、ポストロック、ポップ、カントリーなどを取り込みながら、自分たちのプログレッシブ/サイケデリック・ロックを更新し続けてきた。2000年代にはジャズ寄りのアプローチが目立つ時期があり、近年は再びギター主体のロック・サウンドへ戻る動きも見られる。
ジャンル名だけで固定しにくいバンドだが、活動の軸にはロックとプログレッシブ・ロックがある。曲の長さや展開の多さ、楽曲ごとのアレンジの差は、アルバム単位で聴くと分かりやすい。
1990年代のMotorpsychoは、毎年のように新作を発表する多作なバンドとして知られていた。2008年から2020年の間だけでも8枚のスタジオ・アルバムを出しており、長期にわたって制作ペースを落とさず活動している。
2023年1月にはドラマーのTomas Järmyrが脱退したが、その後も活動は続いている。2025年には新作アルバムの発表もあり、結成から30年以上たった現在も制作とライブを続けている。
Motorpsychoは、ベント・サーターとハンス・マグヌス “スナ” ライアンを中心に、ドラマーを入れ替えながら続いてきた。これまでに名前が挙がっているメンバーには、以下がいる。
編成の変化はあるものの、バンドの中核は長く保たれてきた。そこがMotorpsychoの活動の継続性につながっている。
Motorpsychoを追うなら、まずは初期の『Lobotomizer』と『Demon Box』が入口になる。そこから、時期ごとにサウンドの変化を比べていくと、グランジ寄りの時期、ジャズ色の強い時期、ギター中心のロックに戻る時期の違いが見えやすい。
公式サイトやBandcamp、YouTube、SNSでも音源や最新情報を追える。長く活動しているバンドだけに、アルバムごとの違いを確認しながら聴くと面白い。