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Mott The Hoopleは、1969年から1974年まで活動したイギリスのロック・バンドだ。再結成は2009年以降に断続的に行われている。ジャンルはロックで、ロックンロール、ハードロック、グラム・ロックの要素を含む。
バンド名は、プロデューサー兼初代マネージャーのGuy Stevensが、Willard Manusの小説『Mott, The Hoople』に由来して付けた。レコード契約の条件としてこの名前を受け入れた、という経緯が知られている。
初期の中心メンバーは、Ian Hunter(ボーカル、ギター)、Mick Ralphs(ギター)、Verden Allen(キーボード)、Overend Watts(ベース)、Dale “Buffin” Griffin(ドラム)だった。この編成で4枚のアルバムを発表しているが、当初の反応は大きくなかったようだ。
1972年には解散寸前まで追い込まれていた。その局面で支えになったのがDavid Bowieで、彼が書いた「All the Young Dudes」を提供し、プロデュースも担当した。この曲は全英3位を記録し、バンドの知名度を大きく押し上げた。
Mott The Hoopleの音は、ロックンロールを土台にしたギター主体の作りが目立つ。そこにハードロック寄りの押しの強さと、グラム・ロックの派手さが加わっている。特に「All the Young Dudes」以降は、演奏だけでなく見た目やステージの印象も含めて、当時のグラム・ロックの流れと強く結びついている。
一方で、活動初期から一貫してロック・バンドとしての骨格ははっきりしていて、派手さだけに寄らない点も特徴として挙げられる。
1973年にMick Ralphsが脱退し、Paul Rodgers、Simon KirkeらとBad Companyを結成した。1974年には、David Bowieのギタリストとして知られるMick Ronsonが加入し、シングル「Saturday Gigs」に参加している。
その後、Ian Hunterが体調不良で活動を離れ、Ronsonと組んでソロ活動へ進んだことで、バンドは事実上の終焉を迎えた。なお、資料上ではIan Hunter脱退後の1974年〜1976年と、1977年〜1980年のフォローアップ・バンドも区別されている。
Mott The Hoopleは、解散寸前からDavid Bowieの後押しで持ち直し、グラム・ロックの代表的な存在として扱われることが多い。Bowieとの関係は特に重要で、彼らの転機になった「All the Young Dudes」は、バンドの代表曲として広く知られている。
また、メンバーのその後の動きもロック史の中で目立つ。Mick RalphsのBad Company加入、Mick Ronsonの参加、Ian Hunterのソロ活動など、周辺の人物関係も含めて70年代ブリティッシュ・ロックの流れの中に位置づけられている。