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Nick Heywardは、1961年5月20日にイングランド・ケント州ベッケナムで生まれたポップ・シンガーソングライター/ギタリストだ。ジャンル表記としてはRock、スタイルはPop Rockにあたる。1980年にHaircut One Hundredを結成し、フロントマンとして注目を集めた。
Haircut One Hundredは、1982年のシングル「Love Plus One」が全英3位を記録し、ゴールドディスクも獲得した。バンドはアルバム『Pelican West』を残している。Nick Heywardはこの時期に広く知られるようになったが、バンド内の軋轢のあと、1983年1月に脱退してソロへ移った。
ソロデビュー作は1983年10月発表の『North of a Miracle』。Geoff Emerickをプロデューサーに迎え、アビイ・ロード・スタジオなどで録音された。全英アルバムチャートでは最高10位を記録し、ゴールドディスクも獲得している。Haircut One Hundred時代の明るい印象から、やや内省的な歌詞を含む作風へ移った作品として受け止められている。
Nick Heywardは1983年から2008年にかけて、アルバムを継続して発表してきた。プロフィール情報では、1983年から2008年までに8枚のアルバムをリリースしている。1990年代以降も活動を止めず、オルタナティブ・ポップ寄りの作品を重ねてきた点が特徴だ。
2001年の『Open Sesame Seed』は俳優と共同で制作され、2006年の『The Mermaid and the Lighthouse Keeper』はIndia Dupreとの共同制作だった。ソロ活動の中でも、作品ごとに制作体制を変えながら発表を続けている。
Nick Heywardの音楽は、Haircut One Hundredでのポップな感触を出発点にしながら、ソロではより落ち着いた書き方へ移っていった。ポップ・ロックを軸にしつつ、曲作りではメロディの分かりやすさと、歌詞の個人的な視点の両方が目立つ。ギタリストとしての顔もあり、シンガーソングライターとしての比重も大きい。
80年代のヒット・アクトとしてだけではなく、その後も長く作品を出し続けている点が重要だ。Haircut One Hundredの再結成にも折に触れて関わっており、バンド期とソロ期の両方を行き来しながらキャリアを積んでいる。
Nick Heywardを初めて聴くなら、まずはHaircut One Hundredの「Love Plus One」と、ソロ初期の『North of a Miracle』を並べてみると、バンド時代とソロ以降の違いが追いやすい。そこから2000年代の作品までたどると、長く活動を続ける中での変化も見えてくる。