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Patti Smithは、1946年12月30日にアメリカ・イリノイ州シカゴで生まれたロック・ミュージシャンだ。ジャンルはRock、スタイルとしてはArt Rock、Garage Rock、Punkに分類されている。1970年代のニューヨークで活動を広げ、1975年のデビュー・アルバム『Horses』で強い存在感を示した。
2007年にはRock And Roll Hall of FameにPerformerとして殿堂入りしている。ロック史の中で早い時期から名前が挙がるアーティストのひとりで、音楽だけでなく文章の分野でも活動してきた。
Patti Smithのキャリアを語るうえで、写真家Robert Mapplethorpeとの関係は外せない。2人は1960年代末のニューヨークで出会い、チェルシー・ホテルを拠点に若い芸術家として時間を共にした。Smithはこの関係を回想録『Just Kids』(2010年)にまとめていて、この本は全米図書賞を受賞している。
『Just Kids』は、音楽活動の裏側にあった当時のニューヨークの空気や、アートとロックが近い場所にあった時代の記録として読まれている。Smithの活動を音楽だけでなく、言葉の面からも追える重要な作品だ。
1975年に発表されたデビュー・アルバム『Horses』は、Patti Smithを語る際の中心に置かれる作品だ。ジャケット写真はRobert Mapplethorpeが撮影している。撮影はSam Wagstaffが所有する5番街のペントハウス・アパートで行われ、MapplethorpeがSmithに求めた条件は「染み一つない清潔なシャツを着ること」だけだったという。
撮影では何度かポーズを試したあと、Smithがジャケットを肩にかけ、フランク・シナトラを思わせる構図で写った一枚が採用された。この写真は、パンク・ロック史の中でもよく知られるアルバム・ジャケットのひとつになっている。中性的な見え方と、はっきりした視線を持つポートレートで、当時のロックン・ロールの見せ方に対して別の方向を示した写真として扱われている。
Smithの音楽は、Art Rock、Garage Rock、Punkの要素で語られることが多い。ロックを土台にしながら、詩の朗読に近い言葉の置き方や、直線的な演奏を組み合わせている点が特徴に挙げられる。
『Horses』の時点で、既存のロックの型にそのまま乗るのではなく、自分の言葉と姿勢を前に出す作り方が見える。後年の回想録でも、音楽と文学、写真と都市文化が近い距離にあった時代の感覚が伝わってくる。
プロフィール上では、Smithはトイ工場で働いていた時期がある。音楽家としての経歴の前に、別の仕事を経験していたことになる。
家族については、[a2299436]の姉妹であり、1980年から1994年に亡くなるまで[a293266]と結婚していた。子どもは[a379078]、[a2483495]の2人だ。
Patti Smithは、ロックの演奏、言葉、写真、都市の空気を同じ線上で扱ってきたアーティストだ。『Horses』や『Just Kids』を入口にすると、その活動の幅が見えやすい。