Pentangle

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Pentangle

Pentangleとは

Pentangleは、イギリスのフォーク・ロック・バンドです。ジャンル表記としてはRock、Folk、World、& Countryにまたがり、スタイル面ではFolk、Folk Rockに位置づけられています。中心となったのは、ジョン・レンボーンとバート・ヤンシュの2本のギターです。そこにジャッキー・マクシーのヴォーカル、ダニー・トンプソンのダブルベース、テリー・コックスのドラムが加わり、1967年に5人編成が固まりました。

結成の経緯

バンドの土台になったのは、1963年頃からレンボーンとヤンシュが磨き上げてきた、2本のギターが絡み合う演奏スタイルです。この演奏は「フォーク・バロック」と呼ばれています。2人のデュオ活動をきっかけに、1967年、興行主ブルース・ダネットがトテナム・コート・ロードのホースシュー・ホテルで日曜夜のクラブ公演を企画し、そこへジャッキー・マクシーがヴォーカルとして合流しました。その後、ダニー・トンプソンとテリー・コックスも参加し、Pentangleの基本形ができあがります。

バンド名の「Pentangle」は、5人のメンバーを示す意味を持ちます。同時に、レンボーンが関心を寄せていた中世英詩『サー・ガウェインと緑の騎士』に登場する、ガウェイン卿の盾の紋章にも由来しています。

初期の活動とライブ

1967年5月27日、ロイヤル・フェスティバル・ホールでのソールドアウト公演が初のライブになりました。結成の流れを見ると、Pentangleは最初からライブを軸にしたバンドとして動き出していたことがわかります。レンボーンとヤンシュのギターを中心に、リズム隊と歌が加わる構成で、アコースティック楽器の細かい動きが前面に出る編成でした。

音楽的特徴

Pentangleの特徴は、フォークを基盤にしながら、ブルース、ジャズ、クラシックの要素を行き来する点にあります。ウェブ上の情報では、当時まだ「プログレッシブ・ロック」という呼称が一般化していない時期に、こうした横断的なスタイルを作っていたとされています。

とくにレンボーンとヤンシュのギターは、単なる伴奏ではなく、旋律と対位を行き来するような役割を担っています。そこにマクシーの歌、トンプソンのコントラバス、コックスのドラムが合わさり、アコースティック編成でも音の層がはっきりしたサウンドを作っています。

代表曲と評価

1969年の「Light Flight」は、BBC初のカラー放送ドラマシリーズ『Take Three Girls』のテーマ曲に使われたことで注目されました。シングルは全英43位を記録しています。この反響を受けて、アルバム『Basket of Light』は1970年1月に全英チャート5位を記録し、Pentangleの商業的・批評的なピークになりました。

アメリカでは、CreamやLed Zeppelinと並ぶ英国発の革新的な存在として見られていたという情報もあります。ロックの文脈に置かれながら、演奏の中心にはフォークの手触りがあり、その上でジャズやブルースの要素を取り込んでいた点が、Pentangleの評価につながっています。

メンバー

  • Jacqui McShee: vocals
  • John Renbourn: vocals, guitar
  • Bert Jansch: vocals, guitar
  • Danny Thompson: double bass
  • Terry Cox: drums
  • Gerry Conway
  • Alan Thomson
  • Peter Kirtley

聴くときのポイント

Pentangleを聴くときは、まずレンボーンとヤンシュのギターの絡み方に注目するとわかりやすいです。コード進行だけでなく、フレーズ同士が噛み合うように組み立てられています。次に、マクシーの歌がその上でどう置かれているか、そしてダブルベースとドラムがどの程度まで前に出るかを追うと、バンド全体の設計が見えやすくなります。

フォークの曲を演奏していても、単純な弾き語りには収まらず、各楽器が別々の役割を持っています。その作り方が、Pentangleの記録されている活動歴や代表作にそのままつながっています。

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