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Pilotは、1973年にスコットランドのエディンバラで結成されたロック・グループだ。Bay City Rollersの初期メンバーだったDavid PatonとBilly Lyallが中心になって始まった。ジャンルはRock、スタイルはSoft Rockに分類されることが多い。
バンドは1974年に「Magic」で注目を集め、翌1975年には「January」が大きなヒットになった。「January」はイギリス、アイルランド、オーストラリアで1位を記録し、Pilotにとって唯一のナンバーワン・シングルになっている。そのほかにも「Call Me Round」「Just A Smile」などが知られている。
「January」のタイトルは、月の1月を指すものではなく、妻が読んでいた本に登場する女性キャラクターの名前に由来するというエピソードがある。
Pilotの音楽を語るうえで、Alan Parsonsとの関わりは外せない。多くの楽曲で彼がプロデュースを担当し、バンドのサウンドづくりに深く関わっている。メンバーのDavid Paton、Ian Bairnson、Stuart ToshはThe Alan Parsons Projectにも参加している。
さらに、PatonとBairnsonはKate Bushの初期2作『The Kick Inside』と『Lionheart』にも参加している。Pilotのメンバーは、バンド活動だけでなくセッション・ミュージシャンとしても仕事を広げていた。
主要メンバーは時期によって入れ替わっている。記録されているメンバーは次の通りだ。
Pilotは1977年にいったん活動を終えている。その後、2003年にDavid PatonとIan Bairnsonが再結成し、1977年作『Two's a Crowd』を『Blue Yonder』としてセルフカバーした。2014年には『A Pilot Project』を制作し、2021年にも『The Magic EP』のレコーディングで再び集まっている。
ライブでは、Kenny Hutchison、Iring Duguit、Calais Brown、Dave Stewartなどが参加した時期もある。バンド名義の活動は断続的に続いてきた形だ。
PilotはSoft Rock寄りのポップ・ロックとして語られることが多い。代表曲を聴くと、メロディを前に出した作りと、演奏のまとまりがはっきりしている。Alan Parsonsとの仕事が多いこともあり、録音面の整理された印象が強い。
1970年代の英国ポップ/ロックの文脈で見ると、楽曲の作り込みとスタジオ仕事の両方に強いバンドとして押さえておきたい存在だ。