Public Enemy

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Public Enemy

Public Enemyとは

Public Enemyは、1985年にニューヨーク州ロングアイランドで結成されたアメリカのヒップホップ・グループだ。中心メンバーはMCのChuck DとFlavor Flavで、DJのTerminator X、のちのDJ Lord、さらに「情報大臣」を名乗るProfessor Griff、パフォーマンス集団Security Of The First World(S1W)など、役割のはっきりした編成で活動してきた。

ジャンルはHip Hopに分類され、スタイルとしてはHardcore Hip-Hop、Boom Bap、Consciousが挙げられる。2013年にはRock and Roll Hall of Fameのパフォーマー部門に殿堂入りしている。

活動の流れ

Public Enemyの名を大きく広めた作品としてよく挙げられるのが、1988年のセカンドアルバム『It Takes a Nation of Millions to Hold Us Back』だ。ここでThe Bomb SquadのHank Shocklee、Keith Shocklee、Eric "Vietnam" Sadlerが手がけたサウンドは、ノイズや不協和音、サンプルを何層にも重ねた作りになっている。

このアルバムによって、Public Enemyは単なるラップグループではなく、音の密度が高い作品を作るグループとしても知られるようになった。ヒップホップ黄金期を代表する作品のひとつとして扱われることが多い。

音楽的な特徴

Public Enemyの楽曲は、打ち込みのビートを土台にしながら、サンプルの断片や効果音のような音を重ねていく構成が目立つ。Boom Bapの骨格を持ちながら、そこに強いノイズ感や緊張感が加わっている。

Chuck Dのラップは、情報を詰め込むような進行と強い発声が特徴として知られている。Flavor FlavはChuck Dとは役割の違う存在として、楽曲やライブに変化を与えてきた。Professor GriffやS1Wも含めて、音だけでなく見せ方まで含めたグループとして機能している。

歌詞のテーマ

Public Enemyは、人種差別、警察の暴力、メディアによる情報統制といった社会的・政治的なテーマを前面に出してきた。ヒップホップを社会批評やプロテストの手段として使う流れを強めたグループとして扱われることが多い。

この姿勢は、後のDead Prez、Immortal Technique、Kendrick Lamarのようなコンシャス寄りのラッパーたちにも影響を与えたとされる。

代表曲「Fight the Power」

Public Enemyを語るうえで外せない曲が「Fight the Power」だ。Spike Lee監督の映画『Do the Right Thing』の主題歌として使われたことで広く知られている。

この曲は、グループの代表曲としてだけでなく、ヒップホップ史の中でも重要なプロテストソングとして扱われている。社会への異議申し立てを正面から打ち出した内容が、Public Enemyの方向性をそのまま示している。

メンバーと編成

プロフィール上では、1985年の結成時からChuck D、Flavor Flav、Terminator X、Professor Griff、S1Wが重要な位置を占めている。現在にかけてはDJ LordがDJとして参加している。

提示されているメンバー情報には、Chuck D、Mike Faulkner、Keith Boxley、Johnny Juice Rosado、Richard Griffin、Norman Rogers、Khari Wynn、William Jonathan Drayton、Lord Aswod、Lisa Williamson、James Allenの名前が含まれている。Public Enemyは時期によって参加メンバーや役割が変わりながら活動してきたグループだ。

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