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Pugh Rogefeldt(プーグ・ロゲフェルト)は、1947年3月2日にヴェステロースで生まれたスウェーデンのシンガー、ギタリスト、ソングライターだ。2023年5月1日に亡くなっている。スウェーデン語によるロックの初期を切り開いた人物として知られていて、1969年のデビュー作『Ja, Dä Ä Dä』で注目を集めた。
『Ja, Dä Ä Dä』は、Pugh Rogefeldtのキャリアの中でも特に重要な作品として扱われている。ウェブ上の情報では、このアルバムはスウェーデン語詞による本格的なロック・アルバムの先駆けのひとつとされ、後に「プロッグ(Progg)」と呼ばれるスウェーデン独自のロック・ムーブメントの出発点にも位置づけられている。
当時のスウェーデンでは英語詞のポップスが主流だったが、この作品はスウェーデン語でロックを鳴らした点に特徴がある。収録曲ではジャズ、ファンク、R&B、フォーク、童謡的な要素まで取り込みながら、独自の言葉で歌っている。録音にはJojje WadeniusとJanne “Loffe” Carlssonが参加した。
デビュー後も1970年代にかけて複数のアルバムを発表し、活動を続けた。ウェブ情報によれば、1973年のアルバム『Bolla Och Rulla』は商業的な転機になった作品として扱われている。Pugh Rogefeldtの初期作品群は、後続のスウェーデン・ロックに影響を与えたとされ、ABBA、Ulf Lundell、Eldkvarn、若き日のJoakim Thåströmらが敬意を表している。
1978年にはメロディーフェスティバーレンに「Nattmara」で出場し、3位に入った。
1980年代には、前の時期ほどの成功にはつながらない作品も出している。その後、1990年にロック・バンドGrymlingsを結成した。Grymlingsは商業的に成功した2枚のアルバムを残していて、1作目にはPugh Rogefeldtのヒット曲「My Best For You」が収録されている。
音楽活動の中断を経て、1999年にはカントリー・アルバム『Marathon』で復帰した。2008年にはJojje Wadenius、Janne “Loffe” Carlssonと再び組み、『Vinn Hjärta Vinn』を制作している。
2012年にはテレビ番組『Så Mycket Bättre』に出演した。2013年には自伝『73 - Från Stora Gatan 51 till Hog Farm』を出版している。このタイトルは、故郷ヴェステロースの実家の住所から、代表的な楽曲のひとつ「Hog Farm」へとつながる歩みを示している。
2021年にキャリアを終え、その2年後に亡くなった。
Pugh Rogefeldtの音楽は、スウェーデン語を使ったロックという点がまず大きい。さらに、初期作品ではジャズやファンク、R&B、フォークなどを混ぜた作りが見られる。英語詞のロックが中心だった時代に、母語でこうした要素をまとめたことが、スウェーデンのロック史で重要視されている。
『Ja, Dä Ä Dä』は、本人の代表作としてだけでなく、後の世代にとっての出発点のひとつとしても語られている。スウェーデン・ロックの流れをたどるうえで、外せない名前のひとりだ。