Queen

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Queenとは

Queenは、1970年にロンドンで結成されたイギリスのロックバンドだ。前身バンドのSmileで活動していたブライアン・メイとロジャー・テイラーに、フレディ・マーキュリーが加わり、のちにジョン・ディーコンが1971年3月にベーシストとして加入したことで、4人編成が固まった。

メンバーはFreddie Mercury、Roger Taylor、Brian May、John Deaconで、初期にはBarry Mitchell、Mike Groseもメンバーとして名前が挙がる。長く知られているのは、この4人による編成だ。

活動の流れ

結成当初のQueenは、ロックを土台にしながら、オペラや演劇的な要素を組み合わせた曲作りを進めた。1975年の「Bohemian Rhapsody」は、その流れを代表する曲としてよく取り上げられる。約6分の長さで、バラード、オペラ風のパート、ハードロックの展開が切れ目なくつながる構成になっている。

アルバムでは『A Night at the Opera』や『A Day at the Races』が重要だ。これらの作品では、多重録音や非伝統的な楽器の使い方を試し、スタジオを単に演奏を記録する場所ではなく、音を組み立てる場として扱っていた。

その後もQueenは、ロック、オペラ、ディスコ、ファンク、ポップなどを横断しながら活動を続けた。音楽性の幅は広いが、曲ごとの輪郭ははっきりしていて、バンドとしての個性は保たれている。

音楽的な特徴

Queenの特徴としてまず挙げられるのは、フレディ・マーキュリーの歌唱と、ブライアン・メイのギター、そして重ね録りを前提にした制作だ。フレディの声を何層にも重ねて合唱のように聞かせる手法は、特にスタジオ作品で強く出ている。

また、クラシック音楽の要素とハードロックの重さを同時に置く作り方も目立つ。曲の中で雰囲気を大きく変えながら、全体としてひとつの曲にまとめる構成は、Queenの作品でよく見られる。

ジャンル表記としては、Prog Rock、Hard Rock、Classic Rock、Pop Rock、Art Rock、Glamが挙げられる。実際の楽曲では、これらが場面ごとに混ざることが多い。

代表曲と作品の位置づけ

「Bohemian Rhapsody」は、Queenを語るうえで外しにくい曲だ。ラジオ向けの3分程度のポップソングの形式から外れた長さと構成で、当時のロックの作り方に影響を与えた作品として扱われている。

ほかにも、ライブでの一体感を前提にした曲や、ポップ寄りのメロディを持つ曲、ハードロック色の強い曲まで幅がある。アルバム単位でも、楽曲の方向性を一つに絞らず、複数の要素を並べる作り方が続いている。

評価と影響

Queenは、全世界で3億枚以上のアルバムを売り上げたとされ、全英ナンバーワン・アルバム18作、全英ナンバーワン・シングル18作、ナンバーワンDVD10作を記録している。7つのIvor Novello賞を受賞し、2001年にはロックの殿堂入りを果たした。

音楽史の中では、ビートルズに次ぐ影響力を持つバンドとして扱われることが多い。ロックの編成でありながら、オペラ的な構成や多重録音を前面に出した点が、後続のバンドや制作手法にも影響を与えた。

フレディ・マーキュリーの死後

フレディ・マーキュリーは1991年11月に、エイズ関連の合併症で亡くなった。翌1992年4月20日には、彼を追悼するトリビュート・コンサートが開かれ、残る3人のメンバーと多くのゲスト歌手、ギタリストが参加した。

その後は、ブライアン・メイとロジャー・テイラーが「Queen+」として活動を続けている。ジョン・ディーコンは音楽活動から退き、フレディの代わりを置いて活動を続けることには否定的な立場を示してきた。

関連サイト

Queenは、ロックを軸にしながら、制作面でも楽曲構成でもいろいろな要素を取り込んできたバンドだ。活動歴、作品、ライブ、そしてフレディ・マーキュリーの存在まで含めて、ロック史の中で大きな位置を占めている。

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