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Rammsteinは、1994年にベルリンで結成されたドイツのロック・バンドだ。現在まで6人編成が一度も変わっておらず、ティル・リンデマン(ヴォーカル)、リヒャルト・Z・クルスペとパウル・ランダース(ギター)、オリヴァー・リーデル(ベース)、クリストフ・シュナイダー(ドラム)、クリスティアン・“フラケ”・ローレンツ(キーボード)で活動を続けている。
Rammsteinは、インダストリアル・ロックとグルーヴ・メタルを組み合わせた「Neue Deutsche Härte(ノイエ・ドイチェ・ヘルテ)」の代表的な存在として扱われている。バンド自身は近年、自分たちの音楽を「Tanz Metal(ダンス・メタル)」と呼んでいる。
楽曲の多くはドイツ語詞で書かれているが、英語、スペイン語、フランス語、ロシア語を使った曲もある。重いギター・リフ、機械的なビート、キーボードの配置がはっきりしたサウンドが特徴で、メタルと電子的な要素が同じ比重で前に出る場面が多い。
結成当初のRammsteinは、1990年代半ばに登場したドイツ/オーストリア圏の新しいヘヴィ・ミュージックの流れの中で注目された。インダストリアル・ロックとメタルを混ぜたスタイルは、当時のシーンでも目立つ存在だった。
国際的な突破口になったのは、1997年の2作目『Sehnsucht』からのシングル「Du Hast」だ。この曲はアメリカでトップ20、カナダでトップ2を記録し、1999年にはグラミー賞の最優秀メタル・パフォーマンス部門にノミネートされた。
Rammsteinを語るうえで、ライブの演出は外せない。火薬や炎を多用したステージはバンドの大きな特徴で、会場規模の大きな公演でもその演出が前面に出る。舞台上だけでなく、舞台外の振る舞いも含めてシアトリカルな表現が強いバンドとして知られている。
その一方で、演出が強いからといって音楽面が埋もれるわけではなく、リズムの組み立てやギターの刻み、ドイツ語の発音を生かしたボーカルが、曲の輪郭をはっきりさせている。
2019年のセルフタイトル・アルバムからの先行シングル「Deutschland」は、ドイツ国内シングルチャートで1位を記録した。ミュージックビデオには、ナチスの強制収容所の囚人服を着たメンバーが黄色いダビデの星を身につける場面が含まれていて、政治家、ユダヤ系団体、歴史家などから強い批判が出た。ホロコースト生存者からも非難があり、大きな論争になった。
この映像は、ドイツ十字軍、ペスト、ヒンデンブルク号事故など、ドイツ史の複数の暗部をたどる構成になっている。ナチス時代の場面はその一部として置かれている。
ドイツ語で歌いながら、インダストリアル・ロックとメタルを前に出し、さらに大規模な演出で世界的なスタジアム・アクトまで到達したバンドとして、Rammsteinはかなり独特な歩みを続けている。1994年の結成から現在までメンバーが固定されている点も含めて、バンドの輪郭ははっきりしている。