Raw Material

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Raw Material

Raw Materialとは

Raw Materialは、1969年にロンドンで結成されたイギリスのロック・バンドだ。活動期間はおよそ3年ほどで、ブルースやサイケデリアを出発点にしながら、次第に複雑なプログレッシブ・ロックへ移っていった。編成には一般的なロック・トリオに加えて、サックスやフルートなどの管楽器とキーボードが入り、演奏の中でその存在感がかなり大きい。

結成の背景とメンバー

ウェブ上の情報では、Raw MaterialはロンドンのNorwood Technical CollegeでのR&Bジャム・セッションを母体にして生まれたとされる。結成時の中心メンバーは、Colin Catt(キーボード、ヴォーカル)、Dave Green(ギター)、Phil Gunn(ベース)、Paul Young(ドラム)、Michael Fletcher(サックス、フルート、ハーモニカ)だ。プロフィールにあるメンバー名とも一致していて、鍵盤と管楽器が最初から重要な役割を担っていたことが分かる。

サウンドの特徴

Raw Materialの音楽は、ブルースやジャズの要素を残しながら、サックスが前に出る構成で進んでいく。単純にギター中心のハードなロックではなく、曲によっては不穏さのある展開や、複数の楽器が絡む組み立てが目立つ。プロフィールでも触れられている通り、King CrimsonやVan Der Graaf Generatorと比較されることがあり、実際にそうしたバンドと近い位置に置かれることが多い。

特にサックスは、装飾的な役割にとどまらず、楽曲の推進力として機能している。キーボードも単なる伴奏ではなく、音の層を作る役割が強い。結果として、サイケデリック・ロックの感触から始まりつつ、より構造の複雑なプログレッシブ・ロックへ移っていった流れが見えてくる。

作品と活動歴

1970年には、自主レーベルEvolutionからセルフタイトルのデビュー作『Raw Material』を発表している。現在では、英国のプロト・プログレ作品として語られることがあるアルバムだ。同年7月には西ドイツで開かれたAachen Open Air Pop Festivalに出演し、Pink Floyd、Amon Düül II、Krokodilと同じ日に演奏した記録が残っている。このフェスには、別日程でCan、Kraftwerk、Deep Purple、Caravanも参加していた。

1971年には2作目『Time Is...』を発表した。活動の中ではこの2枚が主要な作品として挙げられる。バンドはイギリス国内ではあまり知られていなかった一方で、大陸ヨーロッパでは一定の人気を得ていたとされる。3年ほどの活動で解散しており、長く続いたバンドではない。

当時の評価と位置づけ

Raw Materialは、母国イギリスでは無名に近い存在だったが、ヨーロッパ本土ではある程度の支持を集めていたようだ。今では、初期プログレやプロト・プログレを掘る文脈で名前が挙がることがある。ブルースとジャズの土台の上に、サックスを前面に出した実験性のあるロックを組み立てていた点が、このバンドの特徴として残っている。

短い活動期間の中で、Raw Materialはサイケデリック・ロックからプログレッシブ・ロックへと向かう流れを、かなり早い段階で示していたバンドだ。作品数は多くないが、編成と音の作り方を見るだけでも、当時の英国ロックの中で独自の立ち位置を持っていたことが伝わってくる。

参考リンク

ジャンル・スタイル

Rock Psychedelic Rock
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