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Red House Paintersは、1989年にアメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコで結成されたオルタナティブ・ロック・バンドだ。中心人物はシンガー/ソングライターのMark Kozelekで、Anthony Koutsos、Jerry Vessel、Phil Carney、Gordon Mackがメンバーとして知られている。2001年に活動を終えている。
ウェブ上の情報では、バンドの原型は1988年にジョージア州アトランタでMark KozelekとドラマーのAnthony Koutsosによって作られたとされている。その後1989年に拠点をサンフランシスコへ移し、Jerry VesselとGordon Mackが加わって、よく知られる編成になった。
1990年代前半には、名門インディー・レーベル4ADと契約し、1992年のEP『Down Colorful Hill』でデビューした。続く1993年のセルフタイトル作『Red House Painters』は、のちに「Rollercoaster」と呼ばれるアルバムで、バンドの代表作として扱われている。1996年の『Songs for a Blue Guitar』、2001年の『Old Ramon』へと作品を重ね、そこで活動は事実上終わった。
Red House Paintersの音楽は、インディー・ロックとスロウコアの代表的な例として語られることが多い。テンポをかなり落とした曲、音数を絞った演奏、静かな立ち上がりから少しずつ進む構成が目立つ。アコースティック寄りの曲もあれば、歪んだギターを使った曲もあるが、どちらも派手に展開せず、抑えた演奏のまま進むことが多い。
Mark Kozelekの歌声は、Tim Buckleyを思わせると評されることがある。歌詞は比喩をあまり使わず、不安や気分の揺れ、対人関係のぎこちなさなどを直接的に書くスタイルで知られている。バンドの演奏はその歌を支える形で、シンプルなリズムとギターの重なりを軸にしている。
『Down Colorful Hill』は、初期の方向性を示すEPとして位置づけられている。続く『Red House Painters』では、極端に遅いテンポと静寂の使い方が前面に出ていて、後年のスロウコアの基準のひとつとして扱われている。
『Songs for a Blue Guitar』は、Neil Youngを思わせる曲の運びや、Wingsの「Silly Love Songs」をゆっくり解釈したカバーを含み、評価の高い作品として挙げられることが多い。音の作りとしては、前作までの抑制を保ちながら、曲ごとの輪郭が少しはっきりしている。
最後のアルバム『Old Ramon』では、バンドとしてのまとまりを保ったまま活動の終盤を迎えた形になっている。
Red House Paintersの活動終了後、Mark KozelekはSun Kil Moonを始め、2003年の『Ghosts of the Great Highway』で高い評価を受けた。さらに2005年には、Modest Mouseの楽曲だけをカバーした『Tiny Cities』も発表している。こうした後年の活動でも、Red House Paintersで見られた、歌詞を前面に出した作風や、ゆっくり進む曲作りは引き継がれている。