Roberta Flack

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Roberta Flack

Roberta Flackとは

Roberta Flackは、アメリカ・ノースカロライナ州ブラック・マウンテン出身のソウル・シンガー/ソングライターだ。1937年2月10日生まれで、2025年2月24日にニューヨークのマンハッタンで亡くなった。ジャンル表記ではFunk / Soulに入っているが、実際の活動ではソウルを軸にした歌唱と解釈で広く知られている。

活動の始まりとアルバム制作

1969年以降、ソロやデュエットで計16枚のアルバムを残している。制作面では Joel Dorn、Arif Mardin、Ralph MacDonald、Eugene McDaniels、Joe Ferla、Joseph Brooks、Eric Mercury、William Eaton、William Salter、Bob Crewe & Bob Gaudio、Marcus Miller、Michael Omartian、Jerry Hey、Andy Goldmark、Barry Miles など、多くのプロデューサーが関わっている。作品ごとに編曲や録音の方向が変わりつつも、フラック本人の歌声が中心にある構成が続いている。

代表曲とヒットの流れ

広く知られている曲は「Killing Me Softly」、「The First Time Ever I Saw Your Face」、「Feel Like Makin' Love」だ。特に「The First Time Ever I Saw Your Face」は1973年のグラミー賞で最優秀レコード賞を受賞し、翌1974年には「Killing Me Softly with His Song」で再び同賞を獲得した。グラミーの最優秀レコード賞を2年連続で受賞した最初のアーティストになった点も、彼女のキャリアを語るうえで外せない。

「Killing Me Softly with His Song」の背景

「Killing Me Softly with His Song」には、曲の来歴も含めて知られているエピソードがある。1971年、ロリ・リーバーマンがロサンゼルスのトルバドールでドン・マクリーンの弾き語りを見た体験をもとに書いたものがオリジナル版だった。フラックはこの曲を飛行機の機内プログラムで偶然聴き、強い印象を受けたと語っている。そこでメモ用紙にメロディを書き留めた、という話が伝わっている。

デュエット作品と映画音楽

フラックはデュエットでも活動していて、Donny Hathaway、Peabo Bryson とそれぞれ2枚ずつアルバムを録音している。1981年には映画「Bustin' Loose」のサウンドトラックを担当し、1982年の映画「Making Love」では Burt Bacharach が書いたタイトル曲を歌った。1991年には Maxi Priest とのデュエット「Set The Night To Music」も発表している。

音楽的な特徴

Roberta Flackの歌は、強く押し出すタイプというより、言葉の置き方とフレーズの運びで曲の意味を見せる場面が多い。ソウルを基調にしながら、バラードでもテンポのある曲でも、声のニュアンスが前に出る。プロデューサーや共演者が変わっても、曲の中心にフラックの歌がある形が続いている。

影響と周辺情報

彼女のゴッドソンは、ジャズ/ファンク系キーボーディストの Bernard Wright だ。作品の参照先としては公式サイトのほか、Bandcamp、Facebook、Instagram、X、YouTube、AllMusic、IMDb、Wikipedia、WhoSampled などがある。サンプリングや引用の文脈でも名前が見られるアーティストで、後年のR&Bやソウルの聴き方にも関わる存在として扱われている。

聴き始めるなら

  • 「The First Time Ever I Saw Your Face」
  • 「Killing Me Softly with His Song」
  • 「Feel Like Makin' Love」
  • Donny Hathaway とのデュエット作品
  • Maxi Priest との「Set The Night To Music」

Roberta Flackは、ヒット曲だけでなく、歌の置き方や曲の受け取り方まで印象に残すシンガーとして記録されている。アルバムごとの制作陣は幅広いが、耳に残るのはやはり彼女自身の声だ。

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