Sangiuliano

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Sangiuliano

Sangiulianoとは

Sangiulianoは、トスカーナ出身の作曲家 Antonio Sangiuliano の名義だ。1978年にRCAから唯一のアルバム『Take Off』を発表している。プロフィールによると、彼はその後も映画音楽やラジオの仕事に関わっている。

活動歴

確認できる範囲では、Sangiulianoの録音作品はかなり少ない。1978年の『Take Off』が代表作で、続く2作目『Out of Breath』も制作されたが、当時のイタリアでは発売されなかったとされている。その権利は日本のレコード会社に売却されたとも伝えられている。

また、1980〜81年公開の映画『The Line』の音楽を担当したほか、他のサウンドトラックにも関わった可能性がある。近年はイタリア国営放送RAIでラジオ番組を持っている。

音楽的特徴

『Take Off』は、Sangiuliano自身による複数の鍵盤楽器の演奏を中心にした作品だ。ドラムはデレク・ウィルソンとエンツォ・レストゥッチャが一部で参加し、ヴォーカルはエリザベッタ・デリカートが入っているが、全体としてはほぼインストゥルメンタルで構成されている。

特にA面を通して収められた16分の「Time Control」が目を引く。イタリアン・プログレッシブ・ロックの文脈に置くと、当時としてはかなり変わった作りで、ギター主体の展開よりも、シンセサイザーや鍵盤による音の流れが前に出ている。

影響や位置づけ

紹介文や各種情報では、Sangiulianoの音像は Tangerine Dream を思わせるとされることが多い。実際、『Take Off』では、リズムやメロディーを前面に押し出すというより、電子音や鍵盤のレイヤーで曲を組み立てている部分が目立つ。

そのため、イタリアのプログレッシブ・ロックの中でも、ロック寄りの演奏感より電子音響の比重が高い作品として扱われることが多い。ロック、電子音楽、映画音楽の間をまたぐ作家として見ると整理しやすい。

聴くときのポイント

  • 1978年の『Take Off』が中心作品
  • ほぼインストゥルメンタルで、鍵盤楽器の比重が高い
  • 16分の「Time Control」がアルバムの核になっている
  • イタリアン・プログレの中では電子音響寄りの作り
  • 映画音楽やラジオ活動も含めて見ると、作曲家としての側面がはっきりする

録音作品は多くないが、『Take Off』を起点にすると、Sangiulianoの音楽の輪郭はつかみやすい。イタリアのプログレを掘る流れで触れると、かなり個性的な名前として残る。

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