Sinéad O'Connor

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Sinéad O'Connor

Sinéad O'Connorのアーティスト紹介

Sinéad O'Connorは、アイルランド出身のシンガーソングライターであり、アクティビストでもある。1966年12月8日にダブリン県グレナーゲリーで生まれ、2023年7月26日にロンドンで亡くなった。ロック、ポップを軸に、ソフトロック、オルタナティブロック、バラードまで幅広く歌っている。

デビューから世界的な成功へ

1987年にデビュー・スタジオ・アルバム『The Lion And The Cobra』を発表し、国際的なチャートで成功を収めた。1990年の『I Do Not Want What I Haven't Got』は、彼女にとって最も大きな商業的成功となり、全世界で700万枚以上を売り上げている。このアルバムのリードシングル「Nothing Compares 2 U」は、Billboard Music Awardsでその年の世界最優秀シングルとして表彰された。

その後も『Am I Not Your Girl?』(1992年)、『Universal Mother』(1994年)でチャート入りし、どちらもイギリスでゴールド認定を受けた。さらに『Faith And Courage』(2000年)はオーストラリアでゴールド認定、『Throw Down Your Arms』(2005年)はアイルランドでゴールド認定を受けている。

歌の特徴と作品の広がり

Sinéad O'Connorの音楽は、バラードの比重が高く、声の輪郭がはっきりした歌い方が目立つ。編成は大きく派手に広げるより、曲の感情や言葉を前に出すタイプの作品が多い。スタイル面ではソフトロック、オルタナティブロック、ポップが並ぶが、実際の作品では宗教曲、レゲエのカバー、映画向け楽曲、他アーティストとの共演まで含まれている。

彼女の活動はアルバム単位だけでなく、チャリティー公演への出演や映画音楽への参加も含む。2021年には回想録『Rememberings』を出版し、ベストセラーになった。

発言と行動が注目された場面

Sinéad O'Connorは音楽活動と並行して、児童虐待、人権、人種差別、女性の権利といった問題を取り上げてきた。1992年のSaturday Night Live出演時には、カトリック教会内の虐待への抗議としてローマ教皇ヨハネ・パウロ2世の写真を破り、大きな論争を呼んだ。

その2週間後の1992年10月16日には、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで行われたボブ・ディランのデビュー30周年記念コンサートに出演した。ステージに上がった直後は会場から激しいブーイングを受け、Kris Kristoffersonが抱き寄せて慰める場面もあったが、O'Connorは予定曲を歌わず、SNLでも歌ったBob Marleyの「War」をアカペラで歌い切ってステージを降りた。

名前の変更、宗教、晩年

2017年には法的な名前をMagda Davittに変更し、「父権的な奴隷名から自由になりたい」と語っている。2018年にはイスラム教に改宗し、Shuhada' Sadaqatの名を用いながらも、活動では生まれた名前のSinéad O'Connorを使い続けた。

晩年は深い悲しみも抱えていた。息子のShaneは2022年1月6日、治療を受けていた病院から姿を消した後、翌日にウィックロー州で遺体で発見され、検死では自殺と結論づけられている。O'Connorはこの出来事に強い衝撃を受け、亡くなる数日前にもSNSで息子への思いを書き残していた。彼女自身はその約1年半後の2023年7月26日、ロンドンで56歳で亡くなった。死因は慢性閉塞性肺疾患と気管支喘息とされている。埋葬はダブリン近郊のDeansgrange Cemeteryで行われた。

評価とその後

2024年には、Sinéad O'Connorがロックの殿堂入り候補として死後にノミネートされた。作品面では「Nothing Compares 2 U」の存在がまず知られているが、アルバムごとに見ても、売上やチャート実績が残っている。歌手としてだけでなく、発言や行動を含めて記録されることの多いアーティストだ。

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