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Smithは、1960年代後半にロサンゼルスで結成されたアメリカのロック・バンドである。ジャンルはRock、スタイルとしてはRock & Roll、Vocal、Rhythm & Bluesが挙げられている。活動期間は長くはなく、1971年に解散している。
編成にはGayle McCormick、Judd Huss、Larry Moss、Jerry Carter、James Richard Cliburn、Bob Evans、Alan Parker、Diana DeRoseが名を連ねる。バンドの中心で存在感を放っていたのは、ソウルフルな歌声を持つ女性ボーカルのGayle McCormickだった。
Smithが広く知られるきっかけになったのは、The Shirellesのヒット曲で、後にThe Beatlesもカヴァーした「Baby It's You」の大胆なアレンジによるカヴァーだった。1969年にこの曲で注目を集め、ハモンド・オルガンを前面に出したサウンドと、複数のリード・ヴォーカルを使う構成が特徴として受け止められた。
このシングルはBillboard Hot 100で最高5位を記録し、15週間チャートインした。1969年7月から10月の間だけで100万枚を超える売上を記録しており、Smithにとって大きなヒットになった。
「Baby It's You」に続いて、アルバム『A Group Called Smith』も好成績を収めた。ただし、その後も同じ勢いを保つことはできず、バンドは1971年に解散している。レパートリーの多くが人気のロック曲やR&B曲のカヴァーで構成されていた点も、Smithの活動を理解するうえで重要な要素だ。
解散後、中心メンバーだったGayle McCormickはソロ活動に移った。1971年には「It's A Cryin' Shame」でBillboard最高44位を記録している。バンド解散後も活動を続けた点は、Smithの名前と合わせて語られることが多い。
Smithは、1曲のヒットで強く印象を残したバンドとして見られている。オリジナル曲中心のグループではなく、既存曲を独自の編成とアレンジで再構成した点に特徴がある。特に「Baby It's You」は、元曲の知名度が高い中で新しい解釈を提示した例として扱われることが多い。
活動期間は短かったが、1969年のヒットとGayle McCormickの歌声によって、Smithは60年代末のアメリカン・ロックの一場面を示すバンドとして記録されている。