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Spaceは、ディディエ・マルアーニ(Didier Marouani、別名義はECAMA)とローラン・ロマネリ(Roland Romanelli)を中心に結成されたフランスのグループだ。ジャンルはElectronicで、Disco、Synth-pop、Euro-Discoの要素を持つ。メンバーにはMadeline Bell、Jannick Top、Patrice Tison、Joe Hammer、Roy Robinson、Janny Loseth、Cissy Stoneらの名前も並ぶ。
1977年のUKディスコ・ヒット「Magic Fly」で広く知られるようになった。全英シングルチャートでは2位を記録している。この曲をきっかけに、宇宙をテーマにしたディスコ/シンセポップの先駆けとして扱われることが多い。
ディディエ・マルアーニは「ECAMA」という別名義を使い、ヘルメットと宇宙服姿でステージに立つコンセプトを打ち出した。これは、SF的な世界観を前面に出すための演出でもあり、当時のPolydorとの契約事情から、自分の顔を表に出さずに活動する目的もあったとされる。
「Magic Fly」の後は、地下ディスコ寄りの作品も発表している。たとえば青い盤面のLPとして知られる「Just Blue」には、「My Love Is Music」「Final Signal」「Symphony」などが収録されている。また、12インチ版で発表された「Tango In Space」や「Carry On, Turn Me On」もある。
Spaceの音は、ディスコの4つ打ちにシンセサイザーを重ねた作りが中心だ。メロディの輪郭がはっきりしていて、曲によってはストリングスやコーラスも入る。電子音を前に出しながら、ダンス向けのリズムと合わせている点が特徴になっている。
Spaceのコンセプトは、後年になって実際の宇宙開発の場とも結びついた。2011年4月には、ユーリイ・ガガーリンの初の宇宙飛行50周年を記念して、ロシアの宇宙開発省と文化省からの招待を受け、モスクワで2回の記念コンサートを行っている。そのうち1公演は、宇宙飛行士訓練施設「星の街(スター・シティ)」で開かれ、現役・退役のコスモノーツを前に演奏した。
Spaceの音源は、公式Bandcampや関連ページで確認できる。まずは「Magic Fly」と「Just Blue」を押さえると、彼らの基本的な作りがわかりやすい。宇宙を題材にしたディスコ、という切り口で聴くと、当時のシーンの中でどこに位置していたかも見えやすい。