Spandau Ballet

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Spandau Ballet

Spandau Balletとは

Spandau Balletは、ロックとポップを軸に活動したイギリスのバンドだ。ジャンル表記ではRock、Pop、スタイルではPop RockやSynth-popに分類されることが多い。1980年代初頭の英国シーンで存在感を持ち、「ニュー・ロマンティック」ムーブメントの中心的なグループのひとつとして扱われている。

メンバー構成

オリジナルの主要メンバーは、Tony Hadley(ボーカル)、Gary Kemp(ギター、主なソングライター)、Martin Kemp(ベース)、John Keeble(ドラム)、Steve Norman(リズムギター、パーカッション、サックス)で構成されていた。プロフィール上ではRoss William Wildの名前も挙がっている。

名前の由来

バンド名のSpandau Balletには、少し不穏な背景がある。友人でライターのRobert Elmsが、西ベルリンで見た落書きをもとに提案した名前とされ、その落書きは「ルドルフ・ヘス、たった一人で、シュパンダウ・バレエを踊る」という内容だった。これは、ニュルンベルク裁判の戦犯として最後まで生き残っていたルドルフ・ヘスが、シュパンダウ刑務所に単独で収監されていた事実に引っかけた言葉遊びだとされる。さらに「Spandau ballet」という表現自体、第一次世界大戦時にシュパンダウ機関銃で撃たれた兵士のけいれんするような動きを指す隠語だったという説明もある。

この名前は、1979年12月のBlitz Clubのクリスマス・パーティーで初めて使われたとされている。Blitz Clubは当時のロンドンのクラブシーンを引っ張っていた場所で、Spandau Balletもその流れの中で注目を集めていった。

音楽的な特徴

Spandau Balletの音楽は、ポップ・ロックの分かりやすさと、シンセサイザーを前に出した80年代らしい質感が大きな特徴だ。Tony Hadleyのボーカル、Gary Kempの作曲、Steve Normanのサックスやパーカッションが重なることで、同時代の英国ポップの中でも輪郭のはっきりしたサウンドを作っていた。

ニュー・ロマンティックの文脈で語られることが多いが、単に見た目だけでなく、楽曲の構成やメロディの運びにも当時のUKポップらしい整理された作りがある。ダンスフロアとの相性も意識されたバンドとして受け止められている。

活動歴と評価

プロフィールでは、Spandau Balletは1980年代初頭のイギリスでトップグループのひとつだったとされる。クラブ・カルチャーから広がったムーブメントの中で、ロック寄りのバンドとしてもポップ・アクトとしても機能していた点が、当時の人気につながっていたようだ。

関連サイトとしては、公式サイトのほか、Discogs、Facebook、Instagram、Wikipedia、YouTube、AllMusicなどが挙がっている。作品や活動の記録を追うには、こうしたアーカイブ系サイトが参考になる。

印税をめぐる内紛

バンドの歴史には、音楽面だけでなく、印税をめぐる深刻な対立も残っている。正式な契約書が交わされず、口約束で運営されていたため、ソングライターのGary Kempに楽曲印税の大半が入る状況が続いていたという。

1999年には、Tony Hadley、Steve Norman、John Keebleの3人がKempを相手取り、約100万ポンドの印税分配を求めて提訴した。裁判では、3人の音楽的貢献は「印象的」とされた一方で、共同著作者と呼べるほどの影響力はなかったと判断され、Kemp側の勝訴で終わった。その後、敗訴した3人は持ち株をKempに売却せざるを得なくなり、「元Spandau Ballet」としてツアーを行ったことが、バンド名の使用権をめぐる別の訴訟に発展した。

今聴くときの見どころ

Spandau Balletを聴くときは、80年代の英国ポップがクラブ文化とどう結びついていたかを確認しやすい。サックスの使い方、シンセの置き方、ボーカルの伸び方がはっきりしていて、当時のUKシーンの空気がそのまま残っている。

一方で、バンドの歴史には、華やかな成功と内部対立の両方がある。楽曲だけでなく、そうした経緯も含めて追うと、Spandau Balletという名前が80年代英国音楽の中でどう扱われてきたかが見えやすい。

ジャンル・スタイル

Pop Rock Pop Rock Synth-pop
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