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Spirit Of John Morganは、キーボード奏者兼ヴォーカリストのジョン・モーガンを中心に結成されたイギリスのロック・グループだ。活動時期は1960年代後半から1970年代初頭にかけてで、ブルース・ロックを軸にしながら、プログレッシブ・ロックへ近づく作風を残している。
ジョン・モーガンはグレアム・ボンドを敬愛する人物として音楽活動を始め、1960年代が進むにつれてサイケデリックな方向へ作風を傾けていった。バンドはロンドンの名門クラブ「マーキー」をはじめとする会場に出演していた記録があり、当時の英国ロック・シーンで一定の注目を集めていたようだ。
活動期間中に残した作品は3枚で、1969年録音・1971年発表のセルフタイトル作がデビュー作になる。その後はシンプルに「John Morgan」名義で、1970年と1972年にCarnabyレーベルから作品を発表している。英RCAからのシングルも存在する。
Spirit Of John Morganの初期作品は、60年代の空気を残しながらも、フォーク、ブルース、ソウル、R&B、ポップスの要素を横断している。そこにプログレッシブ・ロックの感触が加わることで、単純なブルース・ロックに収まらない構成になっている。
プロフィールでも触れられている通り、彼らはブルース・ロックを基盤にしたクロスオーバー・プログのグループとして整理されることが多い。サウンドの中心にはブルース由来の進行や歌唱がありつつ、曲の作りや展開でプログレ方面へ寄っていく流れが見える。
確認できるメンバーは以下の通りだ。
商業的に大きな成功を収めたバンドではないが、後年になると英国アンダーグラウンド・ロックのコレクターのあいだで再評価が進んでいる。録音時期と発表時期にずれがあることも含めて、60年代末から70年代初頭の英国ロックの変化を追ううえで興味深い存在だ。
このバンドを聴くときは、ブルース・ロックとしての土台と、そこから少しずつ広がるフォーク、ソウル、R&B、ポップスの要素に注目すると分かりやすい。デビュー作は特に、60年代的な感触が残る中でプログレッシブ・ロックへ向かう途中の記録として扱われることが多い。
Spirit Of John Morganは、派手なヒットよりも、英国ロックの流れの中でどんな音を鳴らしていたかを確かめるタイプのバンドだ。ジョン・モーガンを中心にしたこのグループは、ブルース・ロックと初期プログレの接点を知る手がかりとして見ておきたい。