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Steve Hillageは、1951年8月2日生まれのイギリス・ロンドン出身のギタリストです。プログレッシブ・ロック・バンドGongの元メンバーとして知られていますが、活動の中心はソロ作品、さらにアンビエント・テクノ・デュオSystem 7、そしてThe Orbとの継続的なコラボレーションにもあります。
キャリアの出発点はUrielというバンドで、いったん大学進学のために離れたあと、バンドはEggとして活動を続けました。その後、同じメンバーでArzachel名義の録音も行っています。さらにKevin Ayersのもとを経てGongに参加し、そこでDaevid Allenのグリッサンド・ギターの手法に触れました。Allenの奏法は、Syd Barrettの演奏を見たことから発展したものだとされています。
Gong脱退後はソロ活動を開始しました。本人のプロフィールでは、Gong在籍期から独立したのち、ギタリストとしての活動を広げていった流れが確認できます。
Hillageの演奏は、技巧面での評価に加えて、ギターの音作りにも特徴があります。プロフィールでは、エコーやリバーブを用いたギターサウンドがシンセサイザーと溶け合う形で発展したとされています。
また、ニューエイジ/アンビエント系の音楽における先駆的な存在としても扱われています。ロック寄りの演奏から、空間処理を重視した電子音楽的なアプローチへと広がっていった点が、活動全体を通して見える要素です。
1980年代前半には、レコーディング活動をいったん離れ、プロデューサーとしても重要な仕事をしています。とくにSimple Mindsの同時期のアルバム制作で知られています。ギタリストとしての活動だけでなく、作品全体の音像づくりにも関わっていたことが分かります。
その後、The Orbが自分の音源をサンプリングしているのをクラブで耳にしたことをきっかけに、Hillageは彼らと接点を持つようになります。こうして長年のパートナーであるSystem 7として再び前面に出てきました。System 7は、当時AppleのOS名との関係を避けるため、777名義でも活動していたとされています。
The Orbとの関わりは、過去のギター演奏が後年のエレクトロニック・ミュージックの文脈で再評価された例として見ることもできます。
2008年ごろにはGongに再合流し、2009年と2010年にはツアーにも参加しています。この時期のGongは2009年にアルバムも発表しています。初期のプログレッシブ・ロックから、アンビエントやテクノの領域までを横断してきた経歴が、ここでもつながって見えます。
ロックの文脈から電子音楽の現場まで、Steve Hillageの名前は複数のシーンで見かけます。ギタリストとしての手つきと、音の空間を作る感覚の両方を追っていくと、活動のつながりが見えやすいアーティストだと思います。