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Strawbsは、1963年にデイヴ・カズンズ、トニー・フーパー、アーサー・フィリップスによるアコースティック・トリオ「Strawberry Hill Boys」として始まったイングランドのロック・バンドだ。バンド名は、フィリップスが暮らしていたロンドンのストロベリー・ヒル地区に由来する。結成当初はブルーグラスを演奏していたが、その後はカズンズの楽曲を軸に、フォーク、フォークロック、グラムロック、プログレッシブロックへと活動の幅を広げていった。
初期のStrawbsには、後にフェアポート・コンヴェンションで知られるサンディ・デニーが参加していた時期がある。彼女は「Sandy Denny & the Strawbs」名義で、デンマークのレーベルから『All Our Own Work』を録音したが、アルバム発表前にバンドを離れた。その後、Strawbsはバンド名を短くして活動を続け、フォーク色を保ちながらロック寄りの編成とサウンドを取り入れていく。
1970年代に入ると、彼らはより幅広いロックの文脈で知られるようになる。1973年の「Part Of The Union」は全英2位を記録し、同じLPからは「Lay Down」も全英12位のヒットになった。1974年のアルバム『Hero And Heroine』は、ローリング・ストーン誌のプログレ作品トップ50に選ばれている。
Strawbsの出発点はブルーグラスだが、そこからフォーク、フォークロック、プログレッシブロックへと移っていった点が特徴だ。アコースティックな要素を残しながら、楽曲によってはロック色の強いアレンジや、プログレッシブロックらしい構成を取り入れている。初期と後期でサウンドの印象がかなり変わるバンドとして見られることが多い。
また、メンバーの出入りも多く、リック・ウェイクマン、リチャード・ハドソン、ジョン・フォード、デイヴ・ランバート、ジョン・ホーケンなど、後に別の場でも活動するミュージシャンが在籍していた。リック・ウェイクマンはStrawbs在籍中に注目され、その後Yesへ加入している。
Strawbsは長い活動の中で、多くのメンバーが入れ替わっている。デイヴ・カズンズが中心人物としてバンドを率い、トニー・フーパー、チャス・クロンク、クリス・パレン、ロッド・コーボーズ、ブライアン・ウィロビー、トニー・フェルナンデス、デイヴ・ブレインブリッジなどが参加した時期がある。こうした編成の変化もあって、時代ごとに演奏の輪郭が少しずつ変わっていく。
関連サイトとしては、公式サイトのStrawbsWeb、Facebookグループ、YouTubeチャンネル、AllMusic、Prog Archivesなどがある。ディスコグラフィやメンバー情報を追うと、バンドの変遷がかなり見えやすい。
Strawbsは、ブルーグラスから始まってフォークロック、さらにプログレ寄りの展開へ進んだ流れをそのままたどれるバンドだ。ヒット曲だけでなく、メンバーの経歴や作品ごとの方向性の違いも含めて見ると、活動の変化がはっきりしている。初期のアコースティックな面と、70年代のロック色の強い面、その両方を並べて聴くと整理しやすい。